さて今回のお話なんですが、アップデート30.5で実装された新要素の一つ、プライマリ/セカンダリのアルケインとGalvanized MODについてです。
これ実際どのくらいプライマリ/セカンダリが強くなるんでしょうか。
まだちょっとアルケイン揃ってないんですが、簡単にチェックしてみました。
目次
Galvanized MODの効果と入手方法
まずGalvanized MODから簡単に見ていきましょう。
数もそんなに多くないので、全部紹介しちゃいましょうか。
<ライフル用>
Galvanized Scope | ヘッドショット時:12秒間、エイム中のクリティカル率+120%。ヘッドショットキル時:12秒間、エイム中のクリティカル率+40%(最大5回重複) |
Galvanized Aptitude | +80%状態異常確率。キル時:20秒間、付与されている状態異常の種類ごとのダメージ+40%(最大2回重複) |
Galvanized Chamber | +80%マルチショット。キル時:20秒間、+30%マルチショット(最大5回重複) |
<ショットガン用>
Galvanized Acceleration | 弾速・ビーム距離+30%。キル時:10秒間、弾速・ビーム距離+30%(最大2回重複) |
Galvanized Savvy | +80%状態異常確率。キル時:20秒間、付与されている状態異常の種類ごとのダメージ+40%(最大2回重複) |
Galvanized Hell | +110%マルチショット。キル時:20秒間、+30%マルチショット(最大4回重複) |
<ピストル用>
Galvanized Crosshairs | ヘッドショット時:12秒間、エイム中のクリティカル率+120%。ヘッドショットキル時:12秒間、エイム中のクリティカル率+40%(最大5回重複) |
Galvanized Shot | +80%状態異常確率。キル時:14秒間、付与されている状態異常の種類ごとのダメージ+40%(最大3回重複) |
Galvanized Diffusion | +110%マルチショット。キル時:20秒間、+30%マルチショット(最大4回重複) |
こういった感じで、基本的な性能に加えて、条件を満たすとさらに追加効果が発生するMODです。
Galvanized MODの入手方法
リレーのアービターズ・オブ・ヘクシスの部屋にいる人物から、ビタス・エッセンス20個と交換で入手できます。
仲裁ミッションを周回してビタス・エッセンスを集める⇒アービターズ部屋で交換という流れですね。
プライマリ・セカンダリアルケインの効果と入手方法
プライマリ武器、セカンダリ武器にそれぞれ装着できるアルケインです。
プライマリ用、セカンダリ用にそれぞれ「デクスタリティ」「デッドヘッド」「マーシレス」の3種類があります。
デクスタリティ | 近接キル時、20秒間、射撃ダメージ増加2。最大6回重複 ※最大時+近接コンボ時間と武器切替速度上昇 |
デッドヘッド | 範囲攻撃以外のヘッドショットキル時、24秒間、射撃ダメージ増加。最大3回重複。 ※最大時+ヘッドショット倍率上昇とリコイル低下 |
マーシレス | キル時、4秒間、射撃ダメージ増加。最大12回重複 ※最大時+リロード速度と弾薬所持上限が上昇。 |
ダメージの増加量はランクにより上昇します。三種類とも、最終的なダメージ上昇量(重複回数×ダメージ増加量)に違いはありません。
ただし、ランク最大時に追加される特殊効果でいろいろと違いがあります。
プライマリ・セカンダリアルケインの入手方法
「鋼の道のり」に出現するアコライトを倒すと入手できます。
また、装着にはアルケインスロットの開放が必要です。スロット開放用のアダプターは、リレーのTESSHINからスティール・エッセンスと交換で入手できます。
Galvanized MODと銃アルケインの効果検証
では今回の検証についてです。Update30.5新要素、Galvanized MODと銃アルケインで、実際どのくらい火力が上がるのか。シミュラクラムで見ても良いんですが、「鋼の道のり」での使用感にどのぐらい差がでるのか見たいので、実戦で試すことにします。
- 新要素を使うビルドと、使わないビルドでABテストを行う
- 「鋼の道のり」セドナ掃滅で実際に使用する。
- それぞれの動画を撮影し、似たような状況のシーンを並べて比較する。
正確な比較のため、アビリティは一切使いません。また、フレームアルケイン、フォーカス等も、も武器に影響するものは用いません。
武器はプライマリのCORINTH PRIME、フレームは素の耐久力が高いVALKYRを選択しました。
CORINTH PRIME 検証用ビルドA
まずは新要素を使わないビルドです。
クリティカル・状態異常両立型のビルドです。
CORINTH PRIME 検証用ビルドB
続いてUpdate30.5新要素、Galvanized MODと銃アルケインを使ったビルドです。新要素以外の差がなるべく出ないように組みます。
- マルチショット(Hell’s Chamber)をGalvanized Hellに差し替え。
- 火炎60属性(Scattering Inferno)をGalvanized Savvyに差し替え。
- アルケイン「プライマリ デッドヘッド」を装着
プライマリ デッドヘッドはまだランク2しか持ってないのですが、有無による違いを見たいので付けていきます。
検証動画
では検証動画のほう見ていきましょう。VTRスタート。
画面左側がビルドA、Galvanized MODと銃アルケインを使わない形です。
画面右側がビルドB、Galvanized MODと銃アルケインを採用したものになります。
前述の通り、基本的なビルドコンセプトはどちらも変わらず、なるべく違いが出ないように組んでいます。
パっと見で明らかに、新要素を使ったビルドB(画面右側)のほうが火力が出てますね。
比較検証所感
やってみた所感ですが、Galvanized MODと銃アルケイン、有無でだいぶ違います。
ランサーがワンショットキル圏内に入るのがかなり大きいですね。交戦機会が一番多いタイプの相手ですから、こいつを一発で倒せるか、ニ発撃ち込まなきゃいけないかで、立ち回りのスムーズさがだいぶ違います。
ドラークマスター、イビスレーター、ヘビーガンナー等の厄介な敵も手早く処理できています。交戦時間が短く済むため、被弾も減っています。ボンバードの処理時間は大きな差が出ませんでしたが、倒すのに必要な射撃数は抑えられています。
総じて、ほとんどの敵の処理速度が1.5倍~2倍ほど向上した印象です。
従来の形(ビルドA)だと、どうしてもバフ・デバフをアビリティで掛けていかないと戦いにくかったのですが…それでも「鋼」グリニア相手に戦えていたぶん、CORINTH PRIMEは強いほうだと思いますが…Galvanized MODと銃アルケインによって、アビリティの補助が無くても一定程度は戦えるようになったと評価して良いでしょう。
Galvanized MODと銃アルケインのデメリット
かなりの火力向上が見込めるGalvanized MODと銃アルケインですが、デメリットも無いわけではありません。
一番のポイントは、効果時間でしょう。一定の間隔で発動条件を満たし続けていかなければ効果を維持できないため、立ち回りにやや制限が掛かる面があります。近接で迎え撃ったほうが早いブッチャーを、効果時間延長のためにヘッドショットで倒すことになったり、周囲に手頃な敵がいなくて効果時間が切れてしまったり…とかですね。
ただ、そうしたデメリットを差し引いても、かなりの火力強化になっていると思います。
まとめ
今回は検証のため、アビリティやフレームアルケイン、フォーカス等を制限していますが、実際にはこういった要素でも銃の火力を引き上げることが可能です。
たとえば従来の形、新要素を使わないビルドでも、NEZHAの2番で脆弱性を与えたり、ASHの1番増強で装甲を剥ぎ取ったりしていけば、「鋼」グリニアも大抵の敵はワンショット圏内に入っていましたからね。
つまり実際には、まだまだ火力を伸ばす余地があるわけです。
そう考えると、「鋼の道のり」で通用する武器の幅も増えてくるのかなと思うのが一点。
また、Galvanized MODや銃アルケインで火力を出すのか、アビリティのバフ・デバフで火力を出すのか…といった戦略の選択肢も広がるはずです。
当研究所としても、ネタビルド構築の幅が大いに広がったものと捉え、今後の研究に反映していければと考えます。
以上です。