今回は、みんな大好きASHのビルドと使い方についてです。
Warframeといえばニンジャ、ニンジャといえばASH。このゲームを代表する存在…なのかは不明ですが、それでもWarframeらしさを実感しやすいフレームの一つではないでしょうか。
サービス開始当初から実装されている古いフレームの一つで、当初はSmokeという名前だったようです。7年以上を経た現在、オンラインで見かける機会こそ少ないですが、「鋼の道のり」グリニア相手にも適性が高く、十分に一線級のフレームと言えるでしょう。
そんなASHについて、今回は4種類ほどビルドを用意してみました。それでは解説のほう始めていきましょう。
目次
ASHの概要
ASHは忍者や暗殺者をテーマにしたフレームだけあり、近接戦闘と隠密行動に適したアビリティを持っているのが特徴です。
ただし実際には、LOKIやOCTAVIAのようなステルス維持にはあまり向いていません。どちらかといえば、敵集団に奇襲を掛けて混乱のうちに壊滅させたり、戦線から素早く離脱したり…といった、変則的な立ち回りを得意とするタイプかと思います。
また、近接フィニッシャーを任意に発動できる3番増強、同じく近接フィニッシャー属性(True Damage)を持つ4番により、敵の装甲をバイパスしてダメージを与える手段を持つのも大きな見どころです。同じくTrue Damage属性を持つ切断DOT強化のパッシブも、この特性をさらに特徴付けています。
一方で防御面に関しては、2番による発動時の周囲スタンと短時間の透明化しかありません。正面切っての交戦はやや不向きになるため、やはり奇襲的な立ち回りを意識して運用していきたいフレームだと言えるでしょう。
ASHのアビリティ
次に、アビリティについて簡単に解説していきます。ASHの場合、アビリティに効果を追加する増強MODも重要になるため、これも合わせて触れていきましょう。
パッシブ:暗殺術
切断属性の状態異常(出血)DOTのダメージを25%、持続時間を50%増加させます。
1番:Shuriken
手裏剣を2枚、同時に投擲します。手裏剣はレティクル付近の敵を自動的に追尾し、当たった敵に確定で切断状態異常を与えます。また、壁などの障害物を貫通します。
1番増強:Seeking Shuriken
Shurikenの当たった敵に、一定時間、装甲低下のデバフを与えます。アビリティ威力43%以上で、敵の装甲を100%除去できる性能になります。
2番:Smoke Screen
発動すると周囲の敵に瞬間的なスタンを掛け、同時に自身とコンパニオンを透明化させます。透明化中は近接攻撃にステルスボーナスが乗るほか、4番のマーキングコストを半減させます。
2番増強:Smoke Shadow
周囲の味方にも2番の効果を与えます。
3番:Teleport
ターゲットの付近に瞬間移動します。敵だけでなく、様々な対象をターゲットに発動できます。敵をターゲットにした場合、テレポート後に短時間、対象を近接フィニッシャー可能な状態にします。
3番増強:Fatal Teleport
敵を対象に3番使用時、自動的に近接フィニッシャーを仕掛けるようになります。またこの時、近接フィニッシャーダメージを増加させます。これによってキルに成功した場合、消費したエネルギーの半分が還元されます。
4番:Blade Storm
発動するとマーキング状態になり、レティクルを合わせた敵にマークを付与します。マークは複数の敵に付与することができ、その都度エネルギーを消費します。
マークを付与された敵が1体以上いる状態で4番を再発動すると、ASHの分身が現れ、近接フィニッシャー攻撃を順次仕掛けます。この際、敵に3番を使用すると、ASH自身もこの攻撃に参加し、次々と瞬間移動を繰り返しながら敵を暗殺していきます。
また、このアビリティは近接武器のコンボ倍率を参照するほか、近接武器の攻撃速度と近接コンボ時間、およびそれらに関連するMODとアルケインの影響を受けます。
4番増強:Rising Storm
4番による近接コンボカウンター上昇量を増加させます。またパッシブとして、近接コンボの持続時間を延長させる効果も持ちます。
ASHの使い方
どんなビルドでも、基本的には奇襲と離脱、ヒット・アンド・アウェイを意識した運用が重要になるフレームかと思います。そういった意味で相性が良いのは、掃滅、妨害、救出などの機動戦闘がメインとなるミッションタイプではないでしょうか。
また、1番増強による装甲除去、3番、4番によるTrue Damageがあるため、「鋼の道のり」グリニアに対しても優秀です。
具体的なビルドとして、今回は以下のラインナップをお届けします。
- 初心者向けビルド
- 2番4番軸のステルス暗殺ビルド
- 3番増強+Marked for Death(MfD)を使った範囲殲滅ビルド
- 全アビリティ使用の忍者ビルド
ASHビルド例とプレイ動画
動画では初心者向けビルドは省略しています。
ASH3番増強+SKIAJATI+DAIKYUアマルガムMOD
ビルドに入る前に一点だけ、3番増強と武器の組み合わせについてです。これが今回けっこう重要なので、先に解説しておきます。
組み合わせるのは、プライマリのDAIKYU+Amalgam Daikyu Target Acquired(DAIKYUアマルガムMOD)、そして近接刀カテゴリのSKIAJATIです。
- SKIAJATI…近接フィニッシャー時に5秒間透明化
- DAIKYUのアマルガムMOD…近接攻撃時にヘルス吸収
これらと3番増強を組み合わせることで、いろいろとスゴイことになります。
問答無用で強化された近接フィニッシャーを叩き込み、「鋼」セドナのヘビーガンナーやボンバードすらも一撃で葬り去った挙げ句、その大ダメージを吸収してヘルスを実質全回復し、同時に5秒間の透明化を得る、実質消費エネルギーの少ないハイパフォーマンスなアビリティになるわけです。
さらにアルケイン・トリッカリーを加えたり、MfDと組み合わせたりすると、だいぶスゴイことになります。
ほぼビルドを問わず使っていける組み合わせなので、ASHを使う場合、ぜひ念頭に入れてみてください。3番増強がなくても、手動でフィニッシャーを発動すれば機能します。
ASH 初心者向けビルド
それではビルドの話に入りましょう。まずは初心者向けビルドです。入手難易度の高いMODを使わず、フォーマ使用量も抑えて組める形を考えました。
組んでみたのは良いものの、正直、1番はダメージソースとしてあまり信頼できず、2番も時間が短くてあまり信頼できず…という手応えなので、3番と4番を軸に使っていったほうが良いかなと思います。
ASH 2番4番軸ステルス暗殺ビルド
アビリティ時間と威力を伸ばし、2番の透明化をなるべく維持しつつ、4番で敵集団を殲滅していく方向性です。
2番は効果時間が短く、若干扱いが難しいのですが、それでもアビリティ時間を250%も伸ばせば20秒程度は持つようになります。
また、4番で倒した敵は死体が素早く分解されるため、後からやってきた敵に死体を目撃されて警戒されるリスクが少ないのもメリット。ただし、4番の攻撃そのものが段階的に発生するため、ステルスアフィニティボーナスは実質ほぼ得られません。
どちらかといえば、敵に警戒させないことで、妨害や救出などのミッション進行をスムーズにできるのが利点となります。
ASH 3番増強+MfDビルド
続いてこちらは、おそらく現在のASHでは比較的主流のビルドではないかと思います。ヘルミンスのMarked for Death(MrD)を移植した形になります。
MfDを仕掛けた対象に3番増強で近接フィニッシャーを仕掛けると、MfDの効果により、範囲内の敵にも一瞬で大ダメージを与えることができます。
この戦法を主軸に立ち回るビルドとなります。
ビルド方針としては、範囲・威力を軸に伸ばしていく形となります。ある程度は頻繁に扱っていくため、効率も可能な限り落としたくないところです。
時間については今回は諦めました。近接フィニッシャーを多用するため、2番を使わずとも、トリッカリーやSKIAJATIで十分に透明化を保てるためです。
ASH 忍者ネタビルド
さて最後に忍者ネタビルドです。といっても、ASH自体が普通にニンジャなので、果たしてネタと言えるかどうか…。ともかく、性能面は二の次に、全アビリティを駆使して忍者らしく戦うことをテーマに組んでみました。
さて、そんな忍者ASHですが、ビルド面は案外落ち着いた形になりました。
時間、範囲、効率、威力いずれもバランス良く確保している形です。防御面もAdaptaitonとVitalityで、透明化に頼り切らずとも戦える性能に。1番・3番・4番と増強を3枚積んでいる点が特徴といえば特徴でしょうか。
アビリティ威力は、1番増強で装甲を100%除去できるよう145%を確保。4番のダメージ出力を考えるともう少し欲しいところですが、近接コンボ倍率を12倍まで引き上げれば、「鋼の道のり」セドナでも十分な殲滅力になります。
セカンダリ:DESPAIR
忍者と言うからには手裏剣セカンダリも扱いたいところ。今回はDESPIREを選択しました。この武器は地味に入手難易度が高く、プラチナ買いを除くと、Stalkerさんからドロップ入手するほかありません。筆者はいつの間にか設計図を持っていたので、今回せっかくなので作ってみました。
入手難易度のわりに、いずれの性能もそこそこ程度。基礎ダメージ58、クリティカル率・状態異常率ともに16%、攻撃速度3.33のフルオート…と、どこを切っても今一歩な性能。ですが、装甲を簡単にはぎ取れるASHなら、微妙な武器でも、「鋼の道のり」グリニア相手に十分に運用していけます。
ビルド方針ですが、今回は速度重視で組んでみました。それでも速度6.33と数値上は速くはないのですが、アルケイン・ベロシティと組み合わせることで、けっこうな速さになります。
まとめ:
普段なにかとネタキャラ扱いしてしまいがちなASHですが、改めて活用してみると、普通にカッコ良いフレームですね。特に4番中の3番で乱闘に参加すると、見栄えの良いアクションが次々繰り出されて見応えがあります。
MODが揃わないと中途半端になりがちですが、揃ってしまえば、ビルド次第で活躍の幅が広がるフレームかと思います。ぜひいろいろと試してみて下さい。
今回は以上です。