[Warframe]FROSTビルド例とアビリティ解説:初心者向けからネタビルドまで

[Warframe]FROSTビルド例とアビリティ解説:初心者向けからネタビルドまで

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2024/04/24
記事内容を大幅に変更しました
[PC 35.5.7]

今回はWarframe、FROSTのビルド例についてです。

実装されたのは随分古いフレームではあるんですが、今のFROSTは強い。

有名な3番アビリティの通称「かまくら」による定点防衛だけでなく、装甲剥がし、冷気・凍結CC、クリティカル性能増加、オーバーガード付与など、色々なことができるフレームです。そうしたFROSTの持つ多彩なポテンシャルを、いろいろとビルド例を踏まえながらご紹介していきます。

では早速、やっていきましょう。

なお、例によってフレームはPRIME版を使って解説していきます。PRIME版はシールド容量が大きく上がっているのが特長ですね。

FROSTの概要と特長

改めて、FROSTってどんなフレームなのか、概要から見ていきましょう。

「冷気使い」のフレーム

FROSTはその名の通り、全アビリティが冷気属性を持つ、氷のフレームです。冷気状態異常やアビリティによる凍結で、瞬時に敵を鈍足化・無力化できるのが強みの一つでしょう。

冷気状態異常の効果自体、2023年に強化が入っており、1スタックだけでも強力な減速効果を発揮になっています。加えて、被クリティカルダメージ増加の効果もあるため、火力の底上げにもなる状態異常です。

優秀な防御性能

冷気状態異常による減速CCに加えて、自身の防御性能も優秀なパラメータを持ちます。シールド容量が通常版で555、PRIME版で650と、かなりの大容量。シールド自体も2023年…だったと思いますが、ダメージカット率の強化が入っており、以前よりも防御性能が高くなっています。

また、ヘルスは370と多くはありませんが、装甲値は315、被ヘルスダメージをおよそ50%程度カットできる値になっています。

基本的な考え方

また、各アビリティはダメージ出力も設定されており、ある程度のレベル帯までならアビリティアタッカーとしての運用も可能。Lv50程度まではアビリティによる範囲殲滅を担い、より高いレベル帯では冷気・凍結によるCCと、4番による装甲除去を主眼に運用していく形が、基本的な考え方になるでしょう。

一方の弱点としては、機動力に乏しいことや、エネルギー容量がやや心もとないこと、シールド持ちに対しては有効打に欠ける点などが挙げられます。これらの弱点をいかに補うかも、FROSTのビルドと運用のポイントになります。

FROSTの入手方法

通常版のパーツ設計図は、ケレス抹殺ミッションのクリア報酬で入手可能です。比較的早い段階でも作成できるフレームなので、惑星開拓中に作るテンノも多いかと思います。

PRIME版はレリック開放にて各種設計図を入手できます。

FROSTのアビリティ解説

意外と複雑な効果を持つアビリティもありますが、一旦ざっくり説明していきます。

パッシブ:極低温

自身に近接攻撃を当てた敵を、10%の確率で20秒間凍結させます。あまり普段意識することのないアビリティですが、たまに殴りかかってきた敵が勝手に凍ったりします。

増強:凍結させた敵に対し、クリティカル率・クリティカル倍率をそれぞれ+200%増加させます。かなりの火力アップが期待できる増強です。

1番:Freeze

照準方向に冷気を放ち、当たった敵単体を凍結させます。また、着弾地点を中心とした狭い範囲内に、冷気状態異常を掛けます。冷気状態異常による減速CCを主眼に、とっさの牽制として使っていくイメージです。

増強:1番キーを長押しで、自身と周囲の味方の武器に冷気ダメージを追加します。冷気属性ダメージMODが武器に追加されるようなイメージです。元々武器につけている属性と複合するため、例えば火炎構成の武器で1番増強を掛けると火炎+冷気で爆発属性になってしまう…といったこともあるため、運用には注意が必要です。

2番:Ice Wave

前方扇状範囲に向けて、足元からツララを生成して冷気属性の攻撃を加えます。当たった敵に冷気のダメージと状態異常を与えます。ビルド次第ではありますが、Lv30-40程度の相手であれば殲滅手段としても運用できる火力。ただし、より高Lvの相手に対しては、減速CC目的で運用したほうが良いでしょう。

増強:2番の発動したエリアに、一定時間、敵の動きを遅くするデバフ効果を残します。この増強による減速効果は、冷気状態異常による減速効果と重複するため、増強付き2番を直撃させると強烈な減速になります。

3番:Snow Globe

自身を中心に氷のドームを展開します。このドームは敵味方を問わず、ドームの外側からの射撃を阻害します。内側から外側への攻撃は可能です。ドームは独自のヘルスを持ち、これを超えるダメージを敵から受けるか、自身の1番を当てた場合に崩壊します。ドームは発動後、4秒間の無敵時間を持ち、この間に敵から受けたダメージがドームの耐久力に追加されます。また、アビリティ威力のほかにフレームの装甲値も、ドームの耐久力に影響します。

ドーム内に入った敵は行動速度低下のデバフを受けます。

同じ位置で複数回発動することで重ね掛けができ、ドームの耐久力を追加できます。

また、発動時に周囲の敵を凍結させながら押し出す効果があります。押し出された敵が地形などの障害物に当たると、加速度に応じて最大50%の相対割合ダメージを与えます。

増強:ドーム内に入ってきた敵を、50%の確率で凍結させます。正直、個人的にはあまり重要ではないかな…と思っています。100%凍結なら強かったんだけどね…。

4番:Avalanche

自身を中心とした範囲内の敵に冷気状態異常を掛け、凍結させ、装甲値を低減させ、さらにダメージを与えるアビリティです。アビリティ威力167%で全ての装甲を除去できます。

増強:4番の当たった敵の数に応じて、自身と周囲の味方にオーバーガードを付与します。オーバーガード自体にもシールド同様ゲーティングがあるため、それも含めてかなり硬くなります。

アビリティ解説(動画)

FROSTのアビリティと増強MODについて、動画でも解説しています。

動画の当該箇所から再生

FROSTのビルド方針

では、FROSTのビルド方針について解説していきましょう。これが本当にね…奥が深いんですよ…。

アビリティ性能の方針

まずアビリティの威力、範囲、効率、時間について考えてみましょう。

威力:4番で装甲を完全に除去できる威力167%以上が一つの目安です。威力を大幅に上げて4番での殲滅を狙っていく方針もありますが、「鋼の道のり」や高Lv帯での運用を考えると限界があります。高Lv帯での運用を視野に入れる場合、アビリテは効果目的と割り切って、威力MODにあまり枠を割り当てないのも考え方の一つです。

範囲:FROSTの使い勝手に大きく影響する要素の一つです。範囲が広いほうが1番、2番、4番に関しては使いやすいのですが、3番を軸に考えると、あまり広すぎても返って使いにくくなることも。3番軸のビルドではほどほどに留めておき、それ以外では基本的に広げると考えて良いでしょう。

時間:基本的にはあったほうが良いパラメーターかなと思います。ただし、時間が影響するのは1番増強、2番増強と、1番直撃または4番の凍結効果ぐらい。これらを重視しないのであれば、時短構成も視野に入ります。

効率:エネルギー効率はFROSTにとって重要なパラメーターの一つでしょう。基本的にアビリティの使用頻度が高くなりがちなため、効率とエネルギー容量はどんなビルドでも引き上げておきたいところです。

ヘルス・シールド・装甲など防御面について

自身の身を守る防御面についても、いろいろな考え方があります。

シールドで耐える:シールド容量の大きさを活かし、シールドで敵の攻撃を受けていくシンプルな方針です。Lv50程度までならAadaptationなしでもシールドで相当に耐えられます。ただし、より高いLv帯での運用では、プラスアルファの工夫も必要になるでしょう。

ヘルス+装甲で耐える:3番のドームの耐久力が装甲値を参照するため、3番軸の運用であれば視野に入る選択肢です。ただし自身の防御を考える上では、ヘルスが極端に高いわけではないので、少し微妙なところかもしれません。

4番増強で耐える:4番増強によるオーバーガードで耐えていく方針です。オーバーガード自体にもゲーティングがあるため、シルゲ+オバゲで二重の無敵時間を得られる点が強力です。ただし、オーバーガードの獲得量そのものは、周囲にいる敵の数に大きく左右されます。また4番を頻発するためのエネルギーの確保も課題になります。

ダッシュ速度・アビリティ発動速度

FROSTを運用する上で意外とネックになるのが、速度面です。アビリティ発動速度、ダッシュ速度ともに早くはなく、全体的にややモッサリした動きになるため、どうしても隙が大きくなりがちです。何らかの手段で両方とも補っておいたほうが使いやすくはなります。ただし、運用でカバーできないワケでもありません。この辺をどうするかも考えどころですね。

増強MODの採用判断

FROSTは増強MODが全5枚もあり、優秀な効果を持つものも多くなります。どの増強MODを使うか、増強にMOD枠をどのくらい使うか…といった判断も意外とシビアになりがちです。

というわけで・・・

アビリティ性能のバランス、防御面・速度面の確保、増強MODの採用と、考えることが多く、ビルドを組むのが意外と難しいフレームです。なにしろ、できることが多いんですよね。ビルドコンセプトをしっかりと立てて、「何をやりたいか」を明確にしてビルドを組んでいかないと、あれもこれも…と詰め込もうとすると難しいフレームかなと思います。

FROSTの運用方針(例)

本当にいろいろできるフレームなので、運用方針の考え方も様々です。

  • 全アビリティをそつなく使う汎用ビルド
  • 1番2番軸の冷気ばらまきビルド
  • 1番増強軸の武器強化ビルド
  • 2番増強軸の超減速ビルド
  • 3番軸の「かまくら」定点防衛ビルド
  • 3番の押し出しによる割合ダメージビルド
  • 3番範囲内の減速を主軸とする広範囲減速ビルド
  • 4番で敵を倒す範囲アタッカービルド
  • 4番の装甲減少とパッシブを軸にしたデバッファービルド

…とまあ、こんな感じでしょうか。移植アビリティも加味すると、さらに選択肢は広がります。本当にできることが多いですね。

とはいえ全部は紹介しきれないので、今回は以下の4つのビルド例を紹介していきます。

《今回紹介するビルド例》

  1. 入手の難しいMODを使わない(脱)初心者向けビルド
  2. 4番連打による範囲殲滅ビルド
  3. NOURISHを移植した感染FROST
  4. NEZHA1番を移植した冷気+炎上ネタビルド

というわけで、やっていきましょう。

FROST PRIME :(脱)初心者ビルド

初心者向けというか、「そろそろ初心者ではないかな…」ぐらい、惑星開拓が終わるぐらいの頃を意識してみたビルドです。入手の難しいPrimed MODやコラプトMOD、亜鉛MOD、仲裁MODとかを使わない構成ですね。FROST PRIMEを比較的早めに入手できたテンノは、一旦この辺をひとまず目指してみてはいかがでしょうか?という感じのビルド例です。

まず、オーラは極性が合えば何でも良いです。

RedirectionとVitalityで安全確保。これ2枚積んだら、通常ミッションはFROSTなら大抵なんとかなります。足が遅いので、Rushを積んでダッシュ速度を確保。あとは範囲と威力、効率を伸ばす形ですね。Augurセットを2枚使っていますが、これは確かシータスの依頼ミッションで比較的早く入手できたと思います。

運用とプレイ動画

動画の当該箇所から再生

基本的には武器で戦いつつ、アビリティを要所要所で絡めていく運用です。通常Lv30-40グリニアぐらいなら、2番で敵をまとめて薙ぎ払ったり、囲まれた時に4番で一気に殲滅したり、といったことができます。一方で、エネルギー面はややシビア。アビリティを乱発しているとすぐにエネルギー切れになってしまうので、使いどころは見極める必要があります。

上級者向けビルドの「アルコンの欠片」

さて、ここからはやや上級者向けのビルドになります。意外とアルコンの欠片も重要になるので、その点だけ簡単に説明しておきましょう。

こんな感じで…今ちょっとアルコンの欠片の在庫が無いので通常のものを付けていますが、発動速度とアビリティ威力を盛っておくと便利です。

発動速度は使用感に応じて付ける個数を決めていきましょう。アビリティ威力は+30%ぐらい盛っておくと、4番の装甲剥ぎ取りビルドが組みやすくなります。

というわけで以降のビルド例では、上記の欠片込みでの紹介となります。

FROST PRIME:4番連打ビルド

さて、続いては4番連打ビルドです。通常Lv30-40程度のミッションでの運用を前提に、高威力・広範囲の4番を連打しつつ、Archon Flowで青オーブを供給してエネルギーを確保していくコンセプトです。

範囲・威力構成ですが、そもそもLv30-40ぐらいしか相手にしない前提なので、威力はここまで盛らなくても良いかもしれません。敵を4番一発で倒せる火力があれば十分です。かなり極端な時短構成になっていますが、そもそも4番しか使わないのと、一撃で倒す前提なので凍結が不要のため、特に問題ありません。

要点はエネルギー確保ですね。4番が冷気ダメージアビリティなので、Archon Flowの特殊効果(冷気ダメージで敵を倒した時に10%青オーブドロップ)が乗ります。これでエネルギーを確保して、4番を連打できるようにしています。

運用とプレイ動画

動画の当該箇所から再生

初動のエネルギーだけ若干不安なので、ZENURIKフォーカス等で補っていきます。あとは適当に4番を連打していくだけ。動画ではセドナのグリニア防衛ミッションで運用していますが、おそらく同Lv帯なら耐久や機動防衛でも使っていけると思います。

FROST PRIME:NOURISH移植型感染ビルド

続いて、NOURISHを移植した感染FROSTビルドです。この形はけっこう有名じゃないかな?と思います。NOURISHの感染付与とエネルギー回復量増加を活用していくコンセプトですね。

NOURISHの感染付与は、FROSTの1番にも効果が乗ります。そのため、FROST1番が感染+冷気という、通常は重複しない属性になるんですね。この強力な状態異常を活かして戦っていくわけです。

MOD構成はこんな感じです。

まず、アビリティ軸のためオーラはGrowing Powerを選択。何をするにも足の速さは補いたいのでRushを採用。Primed Flowでエネルギー容量を、FEでエネルギー効率を確保し、アビリティの多用に備えます。そして増強MODはパッシブ、1番、4番の3枚積み。これでオーバーガードの獲得、武器の強化、クリティカル性能の強化を実現。BRで威力を上げて、アルコンの欠片込みで4番の装甲剥がしに十分な威力を確保。範囲を広げるためOverextendedも採用していますが、それでも十分なアビリティ威力になります。あとは、1番増強とNOURISHの維持のためP.Conを積んで完成です。

運用とプレイ動画

動画の当該箇所から再生

とりあえずバフとして、1番増強とNOURISHを維持。増強付き4番でオーバーガードを獲得し、オバゲ+シルゲの二重ゲーティングで耐えていきます。NOURISHを炊いていればエネルギー面は特に心配いらないので、余らせるぐらいなら4番を積極的に使ってオーバーガードを重ねていきましょう。

また、NOURISH中1番による冷気+感染からの3番による押し出し⇒衝突時割合ダメージで、実質一撃必殺も可能です。硬い敵はこの戦法でサクっと倒していけます。押し出し・凍結の効かない中ボスやアコライト勢に対しても、装甲剥がしと感染状態異常で対処可能。攻守ともに強気に出られるビルドになりました。

FROST PRIME:冷気+炎上ネタビルド

さて最後はネタビルドのお時間です。今回は2番増強軸にNEZHA1番を移植した、冷気+炎上ネタビルドを組んでみました。NEZHA1番で敵に火炎ダメージを与えつつ、こちらも増強を採用。累積ダメージを解放して大火力を出していきます。

NEZHA1番による炎上フィールドに、FROST2番増強による減速フィールドを重ねることで、容易に逃げ出せないキリングフィールドを形成し、敵を殲滅していくコンセプトです。

また、NEZHA1番の効果でダッシュ速度も上がるため、FROSTらしからぬ機動力も確保できます。

ビルドはご覧の通り。Archon Vitalityで火炎状態異常の付与回数を増加させることで、NEZHA1番の火力を引き上げています。威力、時間、範囲、エネルギー容量も最低限を超える性能を確保。増強MOD2枚を採用し、さらにRushとSpeed Driftで機動力を補っています。

運用とプレイ動画

動画の当該箇所から再生

基本的には「鋼の道のり」でも戦っていけるビルドですが、通常モードの分裂ミッションで意外と便利です。

NEZHA1番で敵に火炎ダメージを与えつつ火力を累積。デモリッシャーを増強付きFROST2番で足止めし、そこにNEZHA1番増強の解放で大ダメージを与えて手早く倒します。これが結構楽しくて、ササヤキ分裂ミッションを延々と周回しちゃったりしてました。

おわりに:

というわけで今回は、FROST PRIMEの紹介とビルド例をお届けしました。

FROST、強いですね。昔はなんというか、「かまくら職人の防衛フレーム」というイメージだったんですが、装甲剥がし、クリティカル性能増加、オーバーガード獲得と、攻守ともに優れたアビリティが整っています。火力も守りも担える、頼もしい兄貴です。

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