[Warframe]FROSTビルド例:初心者向けから攻撃的ネタビルドまで

[Warframe]FROSTビルド例:初心者向けから攻撃的ネタビルドまで

[PC 31.0.11]

今回はFROSTのビルド例についてです。

FROSTと言えば3番アビリティの通称「かまくら」が有名ですね。スノードームを展開して掘削機を守る姿は、発掘ミッションの風物詩。

一方、定点防衛に長けたFROSTですが、アビリティ性能を全体的に俯瞰すれば、凍結・冷気状態異常によるCCや、4番による装甲除去など、攻めに転じるポテンシャルを秘めています。そうしたFROSTの攻撃性を引き出すビルドについても、今回は重点的に扱っていきます。

では早速、やっていきましょう。

FROSTの概要

改めて、FROSTってどんなフレームなのか、概要から見ていきましょう。

FROSTはその名の通り、全アビリティが冷気属性を持つ、氷のフレームです。冷気状態異常やアビリティによる凍結で、瞬時に敵を鈍足化・無力化できるのが強みの一つ。

この高いCC性能に加えて、自身の防御性能も優秀なパラメータを持ちます。最大ランク時でヘルス300、装甲300、シールド450の基礎ステータスを持ち、シールドで耐えることもできれば、装甲+ヘルスで耐えることも可能になっています。FROSTを象徴するアビリティである3番「Snow Globe」も、防御性能にさらに一味を加える優秀なアビリティです。

また、各アビリティはダメージ出力も設定されており、ある程度のレベル帯までならアビリティアタッカーとしての運用も可能。低~中レベル帯ではアビリティによる範囲殲滅を担い、高レベル帯では冷気・凍結によるCCと、4番による装甲除去を主眼に運用していく形が、「攻めのFROST」の基本的な考え方になるでしょう。

一方、弱点としては、アビリティアタッカー運用の場合、冷気耐性持ちには与ダメージが低下してしまうことと、機動力に乏しいことが挙げられます。これらの弱点をいかに補うかも、FROSTのビルドと運用のポイントになります。

FROSTの入手方法

通常版のパーツ設計図は、ケレス抹殺ミッションのクリア報酬で入手可能です。比較的早い段階でも作成できるフレームなので、惑星開拓中に作るテンノも多いかと思います。

PRIME版はレリック開放にて各種設計図を入手できます。

FROSTのアビリティ解説

意外と複雑な効果を持つアビリティもありますが、一旦ざっくり説明していきます。

パッシブ:極低温

自身に近接攻撃を当てた敵を、10%の確率で20秒間凍結させます。あまり普段意識することのないアビリティですが、たまに殴りかかってきた敵が勝手に凍ったりします。

1番:Freeze

照準方向に冷気を放ち、当たった敵単体を凍結させます。また、着弾地点を中心とした狭い範囲内に、冷気状態異常を掛けます。

増強:1番キーを長押しで、自身と周囲の味方の武器に冷気ダメージを追加します。

2番:Ice Wave

前方扇状範囲に向けて、足元からツララを生成して冷気属性の攻撃を加えます。当たった敵に冷気のダメージと状態異常を与えます。

増強:2番の発動したエリアに、一定時間、敵の動きを遅くするデバフ効果を残します。

3番:Snow Globe

自身を中心に氷のドームを展開します。このドームは敵味方を問わず、ドームの外側からの射撃を阻害します。内側から外側への攻撃は可能です。ドームは独自のヘルスを持ち、これを超えるダメージを敵から受けるか、自身の1番を当てた場合に崩壊します。ドームは発動後、4秒間の無敵時間を持ち、この間に敵から受けたダメージがドームの耐久力に追加されます。また、アビリティ威力のほかにフレームの装甲値も、ドームの耐久力に影響します。

ドーム内に入った敵は行動速度低下のデバフを受けます。

同じ位置で複数回発動することで重ね掛けができ、ドームの耐久力を追加できます。

また、発動時に周囲の敵を凍結させながら押し出す効果があります。押し出された敵が地形などの障害物に当たると、加速度に応じて最大50%の相対割合ダメージを与えます。

増強:ドーム内に入ってきた敵を、一定確率で凍結させます。

4番:Avalanche

自身を中心とした範囲内の敵に冷気状態異常を掛け、凍結させ、装甲値を低減させ、さらにダメージを与えるアビリティです。アビリティ威力250%で全ての装甲を除去できます。

増強:4番の当たった敵の数に応じて、自身と周囲の味方に追加の耐久値を付与します。RHINOのIron Skinと同様の効果があり、被ダメージを肩代わりするほか、状態異常とノックダウンに対して耐性を得ます。

FROSTのビルド方針

様々なビルド方針が考えらえるフレームです。運用目的によってビルドの在り方も大きく変わります。

たとえば3番軸の「かまくら」ビルドひとつ取っても、威力と装甲値を高めて3番の耐久力を高めるか、効率を上げて重ね掛けで耐久力を得るか…といったように、方針が分かれます。また極端な話、3番は4秒間は無敵ですから、4秒ごとに張り直せば無敵バリアになるわけですね。こういった方針もあり得ます。

他にも、3番増強を使う場合はアビリティ時間も必要になりますが、増強ナシなら時間は不要…とか、減速効果に主眼を置くなら威力も必要…など、考慮すべき点が山ほどあります。

また4番軸も考えられますが、これも判断が難しいところです。装甲減少を狙うなら威力250%前後は必要ですし、多数の敵を巻き込むためには範囲も必要、凍結CCを考えると時間も欲しく、消費エネルギーも重いので効率、ないしはEN回復手段+Flow…と、いずれのパラメーターも度外視できない重要性があります。

このように、一見シンプルに見えて考慮すべき点の多い、なかなか難しいフレームになります。

いろいろな可能性があるので、今回は組んだビルドを全て紹介します。

FROSTビルド例1:初心者向け防御力重視ビルド

入手難易度の優しいフレームということで、まずは初心者向けビルドから。といっても、入手してすぐに組める形ではなく、「ひとまず一旦、この形を目指してみよう」程度のものになります。

ビルドコンセプトとしては、防御力重視です。初心者のうちはエネルギー回復手段が乏しく、アビリティを軸に戦うのは至難です。また、武器も整っていないため、特に開拓後半では苦戦を強いられる場面も多く、交戦時間の増加に伴い被撃機会も多くなりがちです。結果として「Warframeすぐ死んでしまうやんけ!」という課題に直面しやすいのですが、こちらのFROST先生なら大丈夫。

Steel Fiber、Vitality、Redirection、さらにシールドリチャージ速度を高める「Fast Deflection」も搭載。惑星開拓中はほとんど困らない防御性能を得られます。1295の大容量シールドで被ヘルスダメージを防ぎ、素早くリチャージ。シールドを貫通してくる毒属性ダメージも、しっかりと受け止められるヘルスを持っています。

一方、アビリティはエネルギー消費の関係で、使いどころを見極める必要があります。ヘビーガンナーなどの強敵やボスに対して、1番で凍結や冷気状態異常を掛けて戦いやすくしたり、多数の敵に囲まれる窮地を4番で一気に倒して脱出したり…など、「こういう状況になったら、このアビリティを使う」と、使いどころを決めておくと運用しやすくなります。

1番の冷気状態異常で、素早いボスも鈍足化。弱点を冷静に狙い撃って倒そう。
防御力が高いので、多少の敵に囲まれても大丈夫。でも倒すのが面倒なら4番で一気に片付けよう。

FROSTビルド例2:3番軸かまくらビルド

主に発掘ミッション等でよく見かける、3番軸のかまくらFROSTです。前述の通り、これも色々なビルド方針がありますが、今回は威力・装甲値・効率を重視したビルドにしてみました。

単発でも高い耐久力を持つ3番を展開できるほか、効率も上げているため重ね掛けも比較的容易です。2~3回重ねれば、「鋼の道のり」発掘ミッションでも十分に耐えきれるドームを展開できます。

採掘機を守りながらアコライトさんとイチャつくことも可能

一方、自身の防御はシールドゲーティングとRollingGuardに大きく依存するため、なるべく3番の中に留まり、射撃戦を中心としたほうが「鋼の道のり」では戦いやすくなります。通常ミッションであれば問題はありません。

「攻めのFROST」ネタビルド1:AMAR’Sセット縮地FROST

ここからネタビルドです。コンセプトは「攻めのFROST」。

まずは縮地FROSTです。なんのこっちゃという話ですが、新しく実装された「AMAR’SセットMOD」を使います。簡単に言えば、アビリティの冷気状態異常や凍結で敵を足止めし、 AMAR’Sセット+近接ヘビー攻撃で敵前にテレポートして強烈な一撃を叩き込んで始末するFROSTです。

動画の当該箇所から再生

AMAR’SセットMODは、ヘビー攻撃時に狙った敵のところにテレポートできるようになるMOD。とはいえ攻撃速度次第では、敵に移動されると、うまく当たらない場合もあります。そこで冷気状態異常を掛けたり、アビリティで凍結させてしまえば当て放題、というわけです。

ビルドはこんな感じで、威力を重視しつつ効率、時間、範囲も100%付近から下げ過ぎないようにケアしている感じですね。防御面もAdaptationとRedirectionでしっかり確保。また、敵を一撃で倒していきたいので、武器火力を伸ばせるよう1番増強も積んでいます。

4番で敵の装甲を削りつつ凍結させ、ヘビー攻撃でテレポ斬りを次々とキメて敵陣を崩していく等、なかなか恰好良い立ち回りができるビルドになりました。

2番で冷気状態異常を掛けて動きを封じ…
迸る氷柱と共に瞬間移動で踏み込んで一撃!

「攻めのFROST」ネタビルド2:鈍足化スナイパービルド

同じくアビリティの冷気状態異常による鈍足化を主眼に、射撃戦も展開してみましょう。

冷気状態異常はかなり敵の動きを制限することが可能で、移動・攻撃を含むあらゆる動作を遅延させます。すなわち、敵から撃ち返される頻度も少なくなり、動きも鈍いのでヘッドショットも当て放題というわけです。

動画の当該箇所から再生

さらに、2番と4番は遮蔽物を貫通できることも重要です。レーダーを見て敵の位置を把握し、視界に捉えられる前に2番または4番を撃って冷気or凍結を掛けてしまえば、安全に射撃戦を展開できるようになります。

ビルド方針は範囲・効率重視。威力は捨ててしまい、時間のみ下がり過ぎないようケアしています。広範囲に冷気状態異常や凍結をばらまく、範囲CC特化ビルドです。威力が低いので4番の装甲削りは期待できず、十分な火力の出る武器を持っていく必要があります。また2番を多用するため、2番増強も付けています。これでさらに効率良く敵を鈍足化できるようになります。

のろのろになった敵はヘッドショット決め放題

アコライトや分裂ミッションのデモリッシャー等もワンプッシュで鈍足化できるため、これら厄介な相手を始末するのにも向いています。また、広範囲の敵の動きを制限できることから、傍受ミッションにも適性があるビルドとなります。

4番による行動阻害のほか、3番の押し出しでタワー占拠エリアから敵を追い出せるのも便利

「攻めのFROST」ネタビルド3:どすこい!範囲殲滅ビルド

恐らくこれが最も強烈なネタビルドになると思います。3番の押し出しによる衝突ダメージを主眼に、広範囲の敵をまとめて倒していく攻撃的なFROSTです。力士ふろすと山、決まり手は押し出し。

動画の当該箇所から再生

というわけで、ビルドから見ていきましょう。

ビルドとしては、意外とバランス型の組み方になっています。

まず威力面、Blind Rage一枚ですが、これにヘルミンス移植のEMPOWERを加えて、最大で合計249%になるように組んでいます。4番を使う前にEMPOWERを掛けておけば、敵の装甲をほとんど除去できる計算です。威力は4番を使う時だけ欲しいので、この選択になっています。

アビリティを頻繁に使うため、Blind Rageで下がった効率をFleeting Expertiseでケア。さらにPrimed Flowでアルケイン・エナージャイズでエネルギー面を担保していきます。

範囲については本来もっと欲しいところですが、今回は立ち回りでカバーできる工夫もするため、Stretch1枚で留めました。

むしろ重要なのは防御面。「鋼の道のり」耐久で暴れ回りたいので、Vitality、Adaptation、そして4番増強を積んでいます。4番増強をメインの防御手段にしつつ、剥がされてしまってもVitalityとAdaptationで耐えていく形ですね。ただ、今にして思うと、 4番増強が無くなったタイミングだけケアすれば良いので、AdaptationをRolling Guardに代えて、シールドゲーティングを活かすほうが良かったかもしれません。

とはいえ、この構成でも「鋼の道のり」セドナ耐久を30分は余裕で暴れ回れるので、今回は良しとします。

Primed Continuityは枠が余ったからなんとなく付けています。

TELOS BOLTACEによる集敵と感染付与

今回、立ち回りにちょっとしたコツがあります。ポイントになるのは近接武器のTELOS BOLTACEです。この武器はスライディング格闘で周囲の敵を引き寄せ、再使用で吹き飛ばす特殊効果を持っています。また、ステータス的にも状態異常率が高く、WWと60属性を組み合わせれば簡単に状態異常を10スタックできる性能になります。

というわけで。

まず、TELOS BOLTACEで周囲の敵を引き寄せます。

グリニアおしくらまんじゅう

次に、集まった敵を何回か殴って感染状態異常を付与。

2~3回殴るだけで感染がスタック

3番を展開して押し出すと、衝突時の割合ダメージが感染状態異常で増幅され、一撃で敵を倒せます。

文字通り一撃必殺の攻撃

この一連の動作を必殺技として、範囲殲滅を繰り返していきます。割合ダメージなので、ボンバードだろうが何だろうが、効く相手なら一撃で倒せるのが強みです。

また、敵を集める際、状態異常耐性を付けておかないと、ヘビーグリニアのスラムアタックで転倒させられ、身動きが取れなくなり、そのままタコ殴りにされる恐れがあります。これを防ぎつつ十分な耐久性を確保するため、状態異常耐性を得られる4番増強を使っています。

加えて、TELOS BOLTACEの集敵効果にはクールタイムがあるため、常に使用できるわけではありません。その隙を埋める攻撃手段として、EMPOWER+4番による凍結&装甲除去を使い、通常の武器戦闘も行っていく形になります。純粋にこれだけでも、範囲武器と組み合わせれば相当な殲滅力になります。

まとめ:

というわけで、今回はFROSTのビルドを5つ紹介してきました。こんなにたくさんビルドを組むことになるとは思ってませんでした。

実は筆者、今回はじめてFROSTを使いました。今までずっとPRIMEパーツは持っていたんですが、製作を1年近く後回しにしていたんですよね。というのも、どうしてもFROST=かまくらのイメージがあったのと、筆者自身、定点防衛の立ち回りに苦手意識もあって、あまり自分に向かないフレームなのかなと。

ところが実際に扱ってみたら、攻撃的な運用もでき、冷気状態異常の簡易CCを活かしたトリッキーな立ち回りもでき、おまけに割合ダメージで防御無視の範囲殲滅も可能と、かなり多彩で強力なフレームなんですね。

「こいつは面白いぞ」となり、気づいたら5つもビルドを組んでしまっていました。

ビルドを使い分ければ、掃滅・耐久・傍受・発掘・分裂と色々使えますし、シールド容量が多いのでハイジャックも行けそうです。発掘ができるということは、機動防衛も行けるでしょう。掃滅・分裂ができるなら妨害もいけます。冷気異常が効くボスなら、抹殺も活躍の場面でしょう。こうして考えると、かなりポテンシャルの高いフレームだと思います。

おそらく惑星開拓中に入手しても、当初は使い道になかなか困る面もあるんじゃないかと思いますが、MODや武器を揃えて、経験を積めば積むほど、活躍の幅が広がっていくのかなと。そういった意味で、プレイヤーと一緒に成長していける「テンノらしい」フレームのひとつ。

良いフレームだなと思います。

以上です。

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