レールジャックミッションのコーパス系ノードに位置する「オルフィクス」。
非常に難しいミッションとして知られています。
この「オルフィクス」ミッション、筆者も当初は「ソロだと行けて3~4ウェーブ」と認識していたのですが、立ち回りの最適化により12ウェーブ以上をソロで攻略できることが判明しました。
今回は研究成果の発表として、レールジャックミッション最難関・ヴェールプロキシマ「オルフィクス」ソロ12ウェーブ攻略のスキームをレポートします。
目次
本研究の背景-オルフィクス・ミッションとは
オルフィクス・ミッションは、次々と侵攻してくる大型センティエント「オルフィクス」を撃退し続けるミッションタイプです。1体=1ウェーブとして、最大36体=36ウェーブまでオルフィクスが出現します。
このミッションには、以下のような条件が課せられています。
- オルフィクス出現中は「センティエント支配度」が上昇する
- 「センティエント支配度」が100%に到達すると、ミッションが強制終了される
- オルフィクスは60秒ごとに最大3体が同時に出現する
- 同時出現数が多いほど、「センティエント支配度」の上昇率が増加する
- センティエント、レゾネーター、およびオルフィクスの撃破で、「センティエント支配度」が減少する
従って、次々と侵攻してくるオルフィクスを手早く撃破していかないと、1体⇒2体⇒3体とオルフィクスが増えるにつれてセンティエント支配度が急激に上昇し、ミッションが強制終了されてしまいます。
これを防ぐには、オルフィクスの出現間隔時間である60秒以内に撃破を完了する必要があります。
しかし実際には、ウェーブの進行に応じてオルフィクスのレベル=耐久力が上昇するため、60秒以内の撃破が次第に困難になります。
従って、ウェーブ進行が進むにつれてオルフィクスの撃破が間に合わなくなり、同時に出現している数が1体から2体、3体と増え、結果としてセンティエント支配度の上昇を抑えきれなくなり、いずれはミッションが強制終了してしまいます。
十分な火力を備えた分隊であれば、オルフィクスの耐久力上昇を凌ぐ破壊力でもってして60秒以内の撃破を続けることができ、最大36ウェーブまで到達することは可能です。
そこで問題になるのは、「ソロでも60秒以内のオルフィクス撃破を36ウェーブまで続ける火力を実現できるのか?=ソロでも36ウェーブ突破は可能なのか?」という点です。
先行研究の検証-「ソロでオルフィクス36ウェーブ」の真実
それでは先行研究の調査結果から報告していきましょう。
Youtube、Wikiのコメント欄などを見ると、「ソロでオルフィクス36ウェーブを攻略できた」というコメントや、実際に攻略している動画などが発見できます。
しかしここで注意すべきは、それらの投稿の日付です。
現在のレールジャック・ミッションが実装される以前、2020年12月~2021年1月の期間限定イベントとして「オルフィクスの毒牙」作戦が実施されました。
そして、この「オルフィクスの毒牙」作戦時と、Update29.10(2021年3月20日)にて実装された実装されたコーパス・レールジャックの「オルフィクス」ミッションとでは、基本的な流れは同じですが、難易度が大幅に異なります。
- ~2021年1月:「オルフィクスの毒牙」作戦イベント … オルフィクスの出現間隔が90秒
- 2021年3月~:レールジャックミッションの「オルフィクス」 … オルフィクスの出現間隔が60秒
この他にも、出現マップや敵の最大レベル等、様々な違いがあります。しかし最も大きな違いは、オルフィクスの出現間隔です。
「オルフィクスの毒牙」作戦当時は、ソロ36ウェーブは攻略可能だった
2021年1月以前、「毒牙」作戦当時は、オルフィクスの出現間隔は90秒ありました。そのため、
- 高火力・低燃費のVOIDRIG4番で手早くオルフィクスを撃破
- 自身は無敵のVOIDRIG2番で防護
- 残った時間でフレームアビリティで青オーブを供給し、VOIDRIGのエネルギーを回復
- 次のオルフィクス出現地点に移動して撃破
といったスキームで、センティエント支配度を抑えたまま=複数のオルフィクスを同時に出現させずに、ソロで36ウェーブの攻略が可能でした。
ところが、2021年3月以降、コーパス・レールジャックに実装された「オルフィクス」では、出現間隔が60秒まで短縮されました。結果として、VOIDRIGのエネルギー回復をする時間的余地が無い状況になりました。
従って、現在のオルフィクスに対し「毒牙」作戦当時のスキームで攻略を試みると、
- 最初のうちはVOIDRIG4番で手早くオルフィクスを処理できるが、数ウェーブでエネルギーが枯渇する
- 枯渇したエネルギーを青オーブ供給で回復していると、オルフィクスの撃破ペースが遅くなり、センティエント支配度の上昇を抑えられなくなる
といった現象が発生し、数ウェーブのうちに限界に達します。
「ソロで36ウェーブ」の正体は、「毒牙」作戦当時の投稿
現在ネット上の各所に見られる先行研究において、「オルフィクスをソロで36ウェーブ攻略できる」という内容のものは、2021年1月頃に投稿されたもの-すなわち、現在よりも難易度が緩やかだった、「オルフィクスの毒牙」作戦当時のものです。
それでは、現在のオルフィクス-レールジャック・ミッションのオルフィクスにおいて、ソロで36ウェーブは可能でしょうか?
弊研究所として現時点での見解を申し上げれば、「極めて困難であり非現実的」です。オルフィクスの出現間隔が90秒から60秒に短縮され、時間的余地が極めて乏しくなったためです。
現在のオルフィクスでも、12ウェーブならソロで可能
それでは、現在のレールジャック・ミッションにおける「オルフィクス」は、ソロでどの程度まで攻略可能なのか?これが本研究のメインテーマになります。
報酬のことを考えた場合、36ウェーブまで粘る必要はありません。12ウェーブまで行ければ、A・B・Cローテ全ての報酬に入手の可能性があります。
そこで今回は12ウェーブを目標とし、ヴェールプロキシマの「オルフィクス」にてソロ攻略を試みました。
こちらも結論から申し上げると、現在のオルフィクスでも、12ウェーブならソロで可能です。
その具体的な方法論について、以下に述べます。
レールジャック・ヴェールプロキシマ「オルフィクス」ソロ12ウェーブ攻略スキーム
ひとまず動画にまとめたので、こちらをご覧ください。
では具体的に詳細、解説していきましょう。
大まかな流れ
まずオルフィクスを開始する前に、「優先目標」をクリアする必要があります。
コーパス施設内に侵入して防衛っぽいことをやったり、クルーシップを落としたり、セキュリティノードを破壊したりと内容は様々。この辺は根性でなんとかします。
問題はオルフィクスです。
ざっくり以下のような手法を用います。
- オルフィクス間の移動はWUKONG2番で走る
- オルフィクス破壊は継戦能力の高いBONEWIDOWを使う
- レゾネーター破壊は無限貫通を持つFLUCTUSを使い、マーカーを狙い撃つ
- オルフィクス本体はBONEWIDOW4番で斬り倒す
というわけで、用意するのはWUKONG、FLUCTUS、BONEWIDOWです。この3つがあれば大丈夫。
WUKONGのビルド
オルフィクス間の移動用です。2番特化のビルドを組みます。
時間と効率、アビリティ発動速度を伸ばして、あとは適当です。防御面がRolling Guard1枚だけですが、これでも2番を駆使すれば優先目標もクリアできます。
BONEWIDOWのビルド
今回ここがメインです。
防御面はVitalityとSteel Fiber。ヘルスと装甲を盛ります。一応Repairも付けましたが、あまり意味はありませんでした。そもそも1番のヘルス吸収で間に合わないほどの火力に晒された場合、 Repairがあっても焼け石に水かなと。
Rageでエネルギーを供給するため、シールドは伸ばしません。アビリティ面は威力、効率、時間。それとFlowも念のため付けていきます。Rageもあるので、これでエネルギーには困りません。
あとは近接関係3種。PP、Fury、Reachを搭載します。ここに積んだ近接MODも4番に乗ります。移動にはネクロメカは使わないので、移動系のMODは不要です。枠が余ったら適当になにか付けておきます。
IRONBRIDEのビルド
BONEWIDOW4番武器IRONBRIDEは、オルフィクス破壊用に特化します。
基礎ダメージ、クリティカル2種、Furor(攻撃速度)、電気+毒で弱点属性である腐食構成を組んだら、あとは冷気120も積んで火力を伸ばします。範囲はネクロメカ本体MODのほうで補っているので十分です。
FLUCTUSのビルド
ネクロメカに持たせるFLUCTUSです。ビルドはめちゃくちゃ適当です。発射速度MOD付けて、あとは適当に威力を盛っておけばOK。レゾネーター破壊にしか使わないので、雑なビルドでも問題ありません。
レールジャックのビルドと兵装・構成部品
レールジャックでの交戦状況はほとんど生じませんが、優先目標にクルーシップ撃破が来た時のためと、同じく優先目標の施設破壊の際に、雇用クルーに任せて放置しておけるように組んでいきます。
- 構成部品…いずれかMKIIIパーツで揃えておけば大丈夫です。
- 武装…フォトールとタイコ・シーカーMKIII。フォトールでクルーシップの前面シールドを、タイコ・シーカーMKIIIでバリア発生機を破壊し、前方重砲で沈めます。
統合MODは以下の通り。
前方重砲関係2種、オードナンス威力を積んだら、あとは速度関係とタレット関係を適当に積んでおきます。
戦闘MODはあまり使い所がありませんが、クルーシップの足止め用にBlackout Pulseがあると便利です。
戦術MODは、念の為Void Cloak。船を放置して優先目標を破壊しに行く時に、透明化させて安全を確保できます。雇用クルーが揃っていれば、実際これは無くても何とかなります。
性能値はだいたい9~10程度。
雇用クルーは防衛、技術者、ガンナーで割り振っていますが、ガンナーは不要かもしれません。防衛と技術者がしっかりしていれば大丈夫。
ちなみに、主力目標であるコーパスオベリスクに侵入した後は、レールジャックは無敵化してくれます。なのでレールジャックの守備自体は、優先目標クリアの際に放置しておいても耐えられる程度で十分です。
アークウイング
船外の移動に使うだけなので、AMESHAがあれば十分です。1番で短時間の自己防衛ができれば良いだけなので、ビルドも特に意識しなくて良いかなと。
オルフィクスソロ攻略の流れ
それでは具体的な流れを見ていきましょう。
オルフィクス戦の基本
オルフィクス破壊そのものはシンプルです。
- WUKONG2番で突っ走り、オルフィクス周辺のエリアに侵入。
- 転移が発動し、フレームをその場に残してオペレーターモードになる。
- ネクロメカを展開し、搭乗する。
- マップ内の赤いマーカーに向けてFLUCTUSを撃ち、障害物を貫通してレゾネーターを破壊する
- 全てのレゾネーターを破壊したら4番を発動し、オルフィクスを攻撃
- オルフィクスのヘルスが半分に減ると、再びレゾネーターが展開される。4番を切って、FLUCTUSで破壊する
- 再びオルフィクスに攻撃が通るようになる。4番を発動して攻撃し、これを破壊する。
こういった流れになります。
また、この手順の間、できるだけ付近のセンティエントを1番で捕獲し、保持しておきます。こうすることで、ヘルスを回復しながら戦うことができます。
この1番によるヘルス回復と、ネクロメカRage MODによるエネルギー回復で、継戦能力を担保していきます。
上記の流れは、ウェーブが進行しても変わりません。
オルフィクスの出現位置
まず最初の4ウェーブです。
コーパス・オベリスクに侵入した後、最初にオルフィクスが出てくる場所を「1」、次に出てくる場所を「2」、3つ目に出てくる場所を「3」とします。
- 最初にオルフィクスが出てくる場所=「1」
- 2番目にオルフィクスが出てくる場所=「2」
- 3番目にオルフィクスが出てくる場所=「3」
最初の4ウェーブは、1→2→3→3の順番でオルフィクスが降ってきます。
<最初の4ウェーブ>
- 1→2→3→3
5ウェーブ目以降は、以下の2つのパターンのどちらかになります。
<5ウェーブ目以降の繰り返し>
- 2→1→1→2→3→3…
- 1→2→2→1→3→3…
5ウェーブ目以降の繰り返しがどちらのパターンになるかは、時々でランダムのようです。
ただし、これらの出現法則は、「次のオルフィクスが降ってくる前に、既存のオルフィクスを破壊できた時」のものになります。既存のオルフィクスの破壊が間に合わない場合、出現位置のパターンは乱れていきます。
ソロの場合、出現位置の予測と先回りは実質不要
実際の話をすると、ソロの場合、オルフィクス出現位置の予想と先回りは実質不要です。そもそもオルフィクスの出現ペースに撃破が間に合わないので、次に叩くべき敵は既に見えている状態になります。
なので、「次の出現位置は~」と気にする必要性は、ソロの場合ほぼありません。
センティエント支配度について
オルフィクス・ミッションには、「センティエント支配度」という状況を示すパラメーターがあります。この「センティエント支配度」が100%になると、ミッションが強制的に終了となります。
<センティエント支配度が100%になると>
- 3ウェーブ未満 → ミッション失敗
- 4ウェーブ以降 → ミッション完了(報酬も入手可能)
なので最低、3ウェーブさえクリアできれば、ミッション完了だけなら問題ありません。
センティエント支配度の増減
センティエント支配度は、マップにオルフィクスが出現している際、徐々に上昇していきます。
オルフィクスが同時に何体出現しているかによって、センティエント支配度の上昇速度が変わります。
- オルフィクス0体出現 … 支配度上昇せず
- オルフィクス1体出現 … 地味に上がる
- オルフィクス2体出現 … そこそこのペースで上がる
- オルフィクス3体出現 … ゴリゴリ上がる
みたいな感じです。
一方で、センティエント支配度は以下の行動により減少します。
- センティエント勢を倒す
- レゾネーターを破壊する
- オルフィクスを撃破する
そのため、たとえばオルフィクス1体の撃破が間に合わず、2体目が降ってきて同時に2体出現の状況となり、支配度がそこそこのペースで上ってきたとしても、レゾネーターやオルフィクスの破壊によって支配度を下げ、状況を巻き返すことが可能です。
支配度は気にしても仕方ない
センティエント支配度は正直な話、気にしても仕方ない面もあります。というより、そんなものを気にせず、ひたすらレゾネーター破壊してオルフィクスをぶっ壊す以外に、やるべきことはありません。
コツより慣れの問題
オルフィクス攻略は、どちらかと言えば慣れの問題だと思います。
出現位置だとかセンティエント支配度だとかは正直気にしなくても大丈夫です。
- ひたすら目の前のレゾネーターとオルフィクスを撃破する
- オルフィクス間の移動をWUKONG2番で素早く済ませる
- BONEWIDOW1番で敵を捕まえてヘルスを回復する
この3つにさえ集中していけば、あとは慣れの問題です。
ここまで解説してきた内容を実践しても、慣れないうちは5~6ウェーブぐらいで限界が来るかもしれません。ただ慣れてしまえば12ウェーブは余裕です。
「習うより慣れろ」みたいなトコが本当に大きいので、ひとまず挑戦してみて下さい。
今回は以上です。