今回は、セカンダリ武器のAKLEX PRIMEについて、解説とビルド紹介をお届けしていきます。
AKLEX PRIME。必要MR15と、全武器中最高のマスタリー制限が掛けられている、玄人向けのセミオート二丁拳銃です。傾向としては、重い一撃で相手を撃ち抜いていくタイプですね。
この銃は本当に扱いが難しいところがあるのですが、慣れれば気持ち良い射撃感を楽しめる逸品です。実用面も、クリティカル・状態異常ともに高水準にバランス良くまとまっており、鍛えれば「鋼の道のり」でもメインウエポンとして運用することが可能です。
それでは詳しい解説、いってみましょう。
目次
AKLEX PRIMEの概要と基礎ステータス
まずデザイン面から簡単に見てみましょう。
LEX PRIMEを二丁持つ形ですね。PRIME版ということで、オロキン様式のあしらいになっています。
この銃のデザインは本当にクセが無いですね。強いて言えばトリガー部分の円のあしらいが特徴といえば特徴かもしれませんが…。主張の強いデザインの多いPRIME版武器の中で、これだけ素直な作りになっている武器はちょっと珍しいかもしれません。
ファッションとしては、どんなフレームに持たせてもソツなくまとまる武器かなと思います。
基礎ステータス
では次にMODなしの基本的な性能、見ていきましょう。
まず基礎ダメージ150。これが目を引く数字ですね。同カテゴリ中ではトップクラスの単発火力です。
クリティカル率、状態異常率はともに25.0%。バランス良く、かつ高水準にまとまっています。ただ惜しいのはクリティカル倍率で、2.0xと標準的。この性能なら2.4~3.0あったら強いよな…と思うだけに、この点はちょっと惜しいですね。ただそれでも、高い基礎ダメージのおかげで十分な火力を出していけます。
取り回し
この銃の大きな個性とも言えるのが、取り回し関係です。
まずリロード3.0秒。だいぶ長いです。マガジンが16発あるので、シングル版ほど頻繁なリロードを挟むわけではありませんが、それでも残弾管理は意識するほうが良いかと思います。
精度は9.8とあまり高くなく、MODとアルケイン・デッドヘッドでリコイルを0にしても、着弾が若干ばらけます。ただ、撃ちはじめの初弾は真っ直ぐ飛ぶ傾向が強いので、落ち着いて撃っていけば精度の低さはあまり気になりません。
問題はリコイルです。マズルジャンプが大きく、かつ戻りが遅いので、連射していると狙った所よりだいぶ上のほうに着弾します。一応、手動でのリコイルコントロールも試みましたが、かなり難しいです。
ただ逆に言えば、戻りの遅さがネックになるだけなので、きちんと銃口が戻るのを待ってから撃てば当てやすくなります。
そういった意味では、発射速度を稼いで手数を撃ち込む運用より、一撃の威力を高めて1~2発で敵を沈めていく方針のほうが、個性に合っている使い方かもしれませんね。
AKLEX PRIMEの入手方法
この銃、入手方法が若干特殊です。
PRIME版ということで、いつもどおりレリック解放で設計図とパーツを入手する点は変わりません。ただし、対応レリックが通常の手段では入手できず、たまにバロ吉が持ってくる「Axi A2レリック」を購入する必要があります。
Axi A2レリック自体は50デュカット+45,000Crと高くはありませんが、なにぶんレリックなので、いくつ開ければ揃うかは運次第。筆者は20個ほど開けました。けっこう大変でしたね。
AKLEX PRIMEのビルド方針と適した状況
取り回しを重視してリコイルとリロードを改善するか、それとも一発の威力をトコトン高めるか、この2択が基本的な方針になると思います。
リコイルに関しては、MODの「Steady Hands」と、銃アルケインの「デッドヘッド」ランクMAXで改善できます。両方を付ければリコイルをゼロにできますが、そこまでやる必要は無いかもしれません。
リロードに関しては、MODの「(Primed)Quickdraw」と、銃アルケインの「マーシレス」で改善できます。使った印象、リロード速度は中途半端に速めても結局は隙が生じてしまうので、改善するならば徹底的に速めたほうが良いと思います。
こうしたリコイルとリロードをどこまで改善するか、あるいはまったく手を施さずに、クセの強さを持ち味として受け入れながら扱っていくか…という考え方ですね。
適した状況
単発セミオートの宿命として、多数の敵を相手にする状況には不向きです。敵の出現数がそれほど多くない「掃滅」「妨害」などのミッションに向いています。また同様の理由で、Co-opよりもソロのほうが向いているかと思います。
鍛え上げれば「鋼の道のり」でも運用していけますが、重装甲持ちのヘビーガンナーやボンバード等に対しては、弱点属性を突ける構成でないと苦労します。苦手な相手に対しては他の武装やアビリティで対処する等、状況に応じた使い分けも重要になります。
必要なフォーマ数
どんなビルドを組むかにもよりますが、AKLEX PRIMEは初期極性が無いので、必要なフォーマ数はそれなりに多くなります。5~6フォーマは使うと考えて良いでしょう。
Primedクリティカル2枚とマルチショットのために、最低でも【r】極性が3枚。【-】も1枚は付けておくと、Primed QuickdrawやPrimed火炎も組み込みやすくなります。あとは必要に応じてとなります。
AKLEX PRIMEビルド例1:取り回し重視(低~中Lv帯用)
では具体的にビルド例、見ていきましょう。まずは取り回し重視の、低~中Lv帯用ビルドです。
入手が比較的かんたんなMODだけで組んでみました。
基礎ダメージ、クリティカル2種、マルチ、60属性1枚と90属性1枚、リコイル軽減とリロード速度です。お持ちの方はマルチ(Barrel Deffusion)をGalvanizedマルチに、クリティカル2種とリコイル軽減(Quickdraw)をPrimedに差し替えて下さい。
取り回し系に2枠使っていることもあり、火力は控えめです。ただ、これでも通常ミッションであれば十分です。
AKLEX PRIMEビルド例2:バランス型ビルド
威力、クリティカル、状態異常、取り回しのいずれもバランスを重視したビルドです。
基礎ダメージ、Primedクリティカル2種、Galvanizedのクリティカルとマルチ、60属性1枚、90属性1枚、Primedのリロード速度です。リコイルに関してはセカンダリ デッドヘッドのランクMAXで補います。
結果、特に可もなく不可もなく、尖ったところがないビルドになったかなと思います。ただ、普通に「鋼の道のり」で通用しているので、面白みには欠けるものの実用性は十分かなと。
バリエーションとしては、Galvanizedのクリティカルを状態異常に変えても良いと思います。併せて、アルケインをマーシレスのランクMAXにしてリロードを改善し、Primedのリロード速度をリコイル軽減MODに差し替えれば、ヘッドショットをあまり狙わなくても運用していける形もできるかと思います。
AKLEX PRIMEビルド例3:リコイル鬼ネタビルド
最後にネタビルドです。ただでさえエグいリコイルを一切改善せず、それどころかリコイル+のネガティブパラメーター付きRIVENを使って、リコイルの鬼を作ってみました。
画像、MODの並びがちょっとキレイじゃありませんが…。
基礎ダメージ、Galvanizedのマルチ、Primedクリティカル倍率、クリティカル率はCreeping Bullseyeを使います。この銃は発射速度がそれほど要らないので、速度を下げてクリティカル率を大きく引き上げる同MODは適していると思います。さらにGalvanizedのクリティカルを積んで、属性MODは60電気とPrimed火炎。放射線構成です。
Rivenの内容ですが、+2.2貫通距離、+93.1マルチショット、+36.6グリニアボーナス、+56.2リコイルとなっています。正直、グリニアボーナスは個人的に要らないので、何かクリティカル系か基礎ダメージが付いてくれたら良かったなと思っていますが…。貫通距離とマルチが付いているので、まあ十分かなと。それに今回のネタビルドのコンセプト上、+リコイルは必須なので、この形で一旦まとめています。
クリティカル率を徹底的に引き上げる
今回、クリティカル率を徹底的に引き上げる施策も行いました。鬼みたいなリコイルである以上、やはり一発の威力が高いほうがロマン武器になりますからね。
具体的には以下の通り。
- YARELIのパッシブ
- アルケイン アベンジャー
- クリ猫(ADARZAキャバット)
この3つの要素が発動し、さらにGalvanizedのクリティカルが累積すると、赤クリティカルを安定して出せるようになります。
まとめ:
AKLEX PRIME。面白い銃です。ビルドの組み方で本当にいろいろと個性が変わりますね。
あくまで単発セミオートなので、多数の敵を相手にする状況には不向き。そういった意味で、プレイスタイルによって評価が大きく異なってくるとは思います。
ただ、単発セミオートでストイックに戦う渋好みのテンノには本当にオススメです。