今回はWarframeの「DAGATH」について、特徴やアビリティの簡単な解説と、ビルド例のご紹介をお届けしていきます。
DAGATHの特徴を一言でまとめると、『アビリティの火力はあるが打たれ弱い』フレームだと思います。アビリティの攻撃性能は凄まじいのですが、反面、防御性能が課題になりがちなフレームでしょう。そういった意味で、やや上級者向けのフレームかなと思います。
それでは早速、やっていきましょう。
目次
DAGATHの概要と特徴
まずDAGATHの概要と特徴についてです。冒頭にも書きましたが、アビリティの攻撃性能は高いものの非常に打たれ弱いフレーム、という印象ですね。全アビリティが火力に貢献する能力を持っていますが、とりわけ白眉は4番アビリティ。2番と組み合わせることで、敵の装甲/シールドをはぎ取りながら大ダメージを多段HITさせることが可能な範囲攻撃アビリティです。アビリティ威力100%構成でも、2番4番で『鋼の道のり』Lv150ヘビーガンナーを削り切れるほどの威力があります。
従来のフレームで火力が出るアビリティというと、アビリティ武器か、威力のLvスケーリングか、武器MOD参照型か…といったものが殆ど。素のアビリティ性能の高さだけでトンデモ火力が出せるものは、なかなか無いですよね。
防御面はシルゲビルドほぼ一択
一方で、防御面は脆弱の一言に尽きます。シールド250、ヘルス666、装甲値125。どのパラメーターも高いわけではありません。MODで伸ばすにしても限界があります。いろいろ試しましたが、結論としては、シールドゲーティングで耐えるのが現実的なのかなと思います。それ以外の方法はあまり現実的ではない印象です。
幸いにもオーラ枠の極性がBrief Respiteと合致するので、アビリティを使って消費エネルギーでシールドを回復しながら、シールドゲーティングを活かして耐えていくのが基本的な方針になるでしょう。
DAGATHの入手方法
DAGATHの入手方法はちょっと特殊です。クランDOJOに「Dagathの空洞」という施設を建設し、そこから各パーツと本体設計図を入手する形です。「Dagathの空洞」は研究施設に分類されます。
また制作材料に『ヴェインソーン』という素材を使いますが、この素材はケレスにある『アビスゾーン』ミッションから入手可能です。アビスゾーンは、抗争シンジケートの提供物から『アビスビーコン』を入手することでアクセス可能になります。
DAGATHのアビリティ解説
では簡単に、DAGATHのアビリティについて解説していきます。
パッシブ:
エネルギーオーブとヘルスオーブの回復量が、35%の確率で3倍になります。
1番:Wyrd Scythes
感染ダメージと状態異常、減速デバフを与えるブレードを召喚します。ブレードは自身の周りをしばらく周回した後、前方の敵に向かって射出されます。ブレードは小型の障害物を貫通します。自身の周りを周回中は多段HITが期待でき、意外と火力の出せるアビリティです。
また、2番の掛かっている敵にこのアビリティを当てると、2番の範囲が拡散します。
2番:Doom
前方範囲に向かってエネルギーを投射します。範囲内の敵は『Doom状態』と呼ばれる特殊な状態になります。Doom状態の敵にダメージを与えると、敵の頭上に鎌のアイコンが表示されます。この鎌は表示されている間、与ダメージの35%を蓄積します。2秒が経過するか、または蓄積ダメージが致死量に達すると振り下ろされ、蓄積分をTrueTrueダメージとして対象の敵に与えられます。
少し挙動がわかりにくいアビリティですが、基本的には、これを掛けておくと強力な追撃が発生すると考えて良いでしょう。
3番:Grave Spirit
自身を強化するアビリティです。効果は主に2つあります。一つはクリティカルダメージの強化。そしてもう一つは、一度だけ致死ダメージを無効化し、無敵時間を得る効果です。致死ダメージ無効化⇒無敵化が発動すると、このアビリティは解除されます。無敵時間の終了後、25秒間のクールタイムが発生します。クールタイム終了後に再発動が可能になります。
バフアビリティですが、効果時間式でもなくトグル式でもなく、発動すれば基本的に持続し続けます。穴に落ちたり、ナリファイア等で解除されたり、あるいは致死ダメージを受けて無敵化が発動しない限り、延々と続きます。
4番:Rakhali’s Cavalry
霊体化したケイスを5体召喚し、前方に突撃させます。ケイスは敵と障害物を貫通し、一定時間の間、前方に突進し続けます。ケイスが触れた敵は感染属性ダメージを受けます。また、2番の影響下にある敵に対しては、ヒットごとに装甲/シールドを除去します。アビリティ時間を延ばすことで、ケイスの突進距離が変わりますが、アビリティ範囲の影響は受けないようです。
このアビリティはランクMAX時の状態で1HITあたり30000もの威力があり、かつ、多段HITしやすいため、非常に大きなダメージが期待できます。加えて、2番中の敵に対する装甲/シールド除去もあるため、2番と組み合わせることで、『鋼の道のり』でも敵集団を一掃できるほどの火力を持ちます。
DAGATHの運用方法
基本的には、アビリティアタッカーとしての運用になるかと思います。3番のクリティカルダメージ強化を活かして武器戦闘に特化していく方針もアイデアとしてはありますが、せっかくの強力な攻撃アビリティです。今回はアビリティアタッカー運用を基本に、ビルドを3つ考案してみました。
1:GARA3番移植型DAGATH
シールドゲーティングで耐えることに主眼を置いた、GARA3番移植型ビルドです。GARA3番を、DAGATHの3番枠に移植しています。
DAGATHでシールドゲーティング運用を行う場合、エネルギー回復と被弾抑止に課題が生じます。そこで、GARA3番のデコイ効果で敵の攻撃を逸らしつつ、増強MODで青オーブを供給し、エネルギーを確保していくビルドを考案しました。
まず、オーラのBrief Respiteと、シールド容量を下げてゲーティングの無敵時間を延ばすCatalyzing Shields、保険用のRolling Guardでシールドゲーティング構成を作ります。GARA3番増強と、Primed Flow、Fleeting Expertiseでエネルギー面を強化。あとは正直適当ですが、Stretchはあったほうが各アビリティの取り回しが良くなります。アビリティアタッカー運用なので、威力も上げている形ですね。
プレイ動画と立ち回り
立ち回りとしては、GARA3番を設置してDAGATH2番→1番→4番で殲滅していくだけ。順番にアビリティを回していくだけなので、特に難しい点はありません。ただしポイントになるのは地形です。DAGATH4番が前方投射攻撃であり、左右や後方に隙が大きいため、全方位から敵に襲われる状況ではハイリスクです。敵が一方向からしか襲ってこない、マップの行き止まりの小部屋などに陣取って戦うと良いでしょう。
2:YARELI3番移植型DAGATH
続いては、YARELI3番を移植したビルドです。DAGATH1番の感染と、YARELI3番の切断で、自分の周囲に感染+切断ダメージをばら撒いて、移動しながら敵を倒していくコンセプトです。
便利ではありますが、『鋼の道のり』の敵をスムーズに倒せるほどの火力は出ません。どちらかと言えば、そう難しくないミッション用のお手軽運用ビルドという位置付けです。
MOD構成は時長・威力型です。防御面はBrief RespiteとAdaptationのみですが、そもそも高難易度ミッションでの運用を前提としていないため、こんなもので十分です。YARELI3番はけっこう長持ちしますが、DAGATHの1番は頻繁に掛け直す必要があるため、エネルギー効率は上げておいたほうが良いでしょう。
プレイ動画と立ち回り
立ち回りはシンプルで、DAGATH1番とYARELI3番を炊いて、後は敵の近くを走り抜けていくだけです。DAGATH1番はすぐに投射されてしまうので、適宜、掛け直していきましょう。
実際のところ、Lv50台ぐらいなら、すれ違うだけで敵を倒していけます。『鋼の道のり』は厳しくても、通常モードのミッションなら、だいたい通用するかなと思います。
3:REVENANT3番移植型DAGATH
これは半分ネタビルドですが、ネタと呼ぶにはわりと強いビルドです。DAGATHの4番枠をREVENANT3番に差し替えて、馬を突撃させるのではなく自分自身が突撃するビルドに仕上げました。
実際のところ、感染状態異常+REVENANT3番の割合ダメージ+DAGATH2番の追撃で、ほぼほぼ一撃であらゆる敵を葬り去れる、かなり強力な攻撃力を持ったビルドになりました。
MOD構成は以下の通りです。
実を言うと、何故こうなっているのか、ロジックが曖昧なビルドなんですよね。というのも、この記事を書く前に、事前に動画のほうをYoutubeにアップしているんですが、その段階では『何故このアビリティ威力でREVENANT3番で敵を倒しきれるのか』が、自分でもよくわかっていなかったのです。
もともとの計算では、REVENANT3番の実質割合ダメージ8%×アビリティ威力312.5%×感染状態異常10スタック=ヘルスダメージ増幅400%で、敵ヘルスの100%を削り切れると計算していたんですね。しかし実際にやってみると、DAGATH2番込みであれば、アビリティ威力をそこまで上げなくても、あるいは感染状態異常を10スタックさせなくても、REVENANT3番で敵を倒せることがわかりました。
この理由がわかっていない状態で組んだビルドなので、色々と曖昧なんです。
その後、Youtubeのコメントでアドバイスを頂き、
・DAGATH2番の追撃がTrueダメージである
・蓄積ダメージが致死量に達した場合は2秒を待たずに追撃が発動する
これらの仕様により、想定よりも低いダメージ出力で、REVENANT3番による一撃必殺が可能になるとの有力な仮説が浮上しました。この説について具体的な検証はまだ行っていないのですが、おそらくこの説の通りなのだろうと思います。
プレイ動画と立ち回り
ロジックはともかく、立ち回りです。2番1番で敵を弱体化させ、4番枠に移植したREVENANT3番で突撃していきます。防御面が例によってシールドゲーティングに依存するものの、被弾を抑える手段がDAGATH1番の減速効果しかなく、非常に立ち回りがシビアなビルドになっています。Brief Respiteによるシールド回復とREVENANT3番の吸収効果で回復は保つのですが、いかんせんエネルギー回復手段も特に確保はしておらず、エネルギーが切れると非常に厳しい状況になってしまいます。
こういった面も含めてまだまだ改善の余地はあるのですが、なんにせよ、実質割合ダメージで敵ヘルスを削り切れるのは、かなり強いんじゃないかなと思います。
おわりに:
というわけで今回は、DAGATHのビルド例を3つ、ご紹介しました。
個人的には、シールドゲーティングビルドの立ち回りがどうにも苦手で、けっこう大変でしたね。ただそれでも、やはりDAGATHの圧倒的なアビリティ火力は大きな魅力だと思います。また、3番の致死ダメージ無効化も意外と重要で、『鋼の道のり』で運用してみると、これに助けられる場面が何度もありました。
なにかと一筋縄ではいかない難しさのあるフレームですが、それを乗り越えて強みを発揮できた時の爽快感はかなりのもの。今後まだまだ増強MODの追加などもあると思いますので、引き続き研究課題にしていきたいフレームかなと思っています。
以上です。