ニッポンの伝統行事、お正月。
お正月は和の心、和の心といえばニンジャ、すなわちASHの季節です。
というわけで今回は、ASHでエイドロンハントに挑戦してきました。
ASHでエイドロン三兄弟ソロ攻略!解説動画
今回もがっつり動画で解説してしまったので、まずはこちらから。
というわけで、ご覧いただくと色々やっています。
記事のほうでも改めて解説していきましょう。
なぜASHなのか:エイドロンハントにおけるASHの有効性
まず、今回なぜASHなのか、という話ですね。もちろん理由はただひとつ。ASHは、ニンジャだからです。
ではそれ以外に何か、エイドロンハントにASHを選ぶメリットは?
ASHの各アビリティとエイドロンへの適性
・パッシブ:切断DOT強化 … エイドロンは状態異常無効。よって意味なし。
・1番+増強 … 関節と本体に10~30程度のダメージは与えられるが雀の涙。増強は無効。よって意味なし。
・2番 … 透明化はできるが普通に殴られる。よって意味なし。
・3番 … エイドロンには「無効なターゲット」になり発動できない。意味なし。
・4番 … エイドロンには発動できない。意味なし。
ということで、パッシブを含む全アビリティが、対エイドロンにまったく意味を成しません。
つまり、ASHはエイドロンハントに適性ゼロです。絶対にエイドロン狩りに持っていってはいけないフレームだと言っても過言ではありません。
そんなASHで、エイドロン三兄弟を確保まで行こうと。
それが今回のコンセプトです。
攻略スキーム:いかにしてASHでエイドロンを攻略するか
さて、ASH自身にはまったく適性が無いエイドロンハント。いかにして攻略するか、そのスキームを解説していきましょう。
エイドロンハントにおける主たる要素は、次の3つに整理できます。
- シールド剥がし
- 関節および本体の破壊
- ルアーの保護
それぞれの対策を見ていきましょう。
シールド剥がし:777アンプ+バーチュアス・ストライク+UNAIRU WISP
まずシールド剥がしですが、これは問題ありません。そもそもオペレーターの攻撃しか通らないからです。
具体的手法としては、777アンプを使います。7プリズムを主として、バーチュアス・ストライクとUNAIRU WISPで火力を引き上げます。その他、特別なことはありません。
関節および本体の破壊:SMITE移植+増強で武器を強化
関節および本体の破壊ですが、こちらはフレームの武器攻撃が通ります。ASHにSMITEを移植し、増強MODの効果で武器に放射線ダメージを追加、これで火力を引き上げて関節と本体を破壊します。
ルアーの保護:AMESHAアークウイング
ルアーの保護には、AMESHAアークウイングを使います。ルアーのヘルスが減ってきた場合、AMESHAの2番アビリティを展開し、これでルアーを回復します。
武器選定:ASHこだわりの武装セット
今回は移植したSMITE以外、フレームのアビリティには頼れません。このデメリットを補うべく、こだわりの武装で挑みます。
エイドロンハントの定番、RUBICO PRIME。
同じく定番のREDEEMER PRIME。
昔ながらのクリティカルRIVEN付きLANKAも持っています。
本体破壊ならセンティエント特攻のPARACESISも悪くないチョイスでしょう。
現環境なら、VOIDRIGネクロメカを使う方法もあります。
しかし、今回はこれらの武器や攻撃手段は一切使いません。
なぜならば、そうーーASHはニンジャだからです。
関節破壊用:SPIRA PRIME
関節破壊に使うのは、セカンダリから手裏剣カテゴリ「SPIRA PRIME」を選定しました。手裏剣カテゴリ随一のクリティカル性能を持ちますが、エイドロンハントには適しません。
しかし、ASHはニンジャである以上、手裏剣は絶対です。
どうしても手裏剣を使わざるを得ない…となると、クリティカル性能に優れたSPIRA PRIMEは、手裏剣カテゴリの中ではエイドロンハントに向いているほうです。ギリギリで。
本体破壊用:刀ZAW
手裏剣と並び、カタナはニンジャの魂です。使わない理由はありません。刀カテゴリの中で最も火力の期待できる、刀ZAWを使います。
ZAW自体が優秀なので、刀ZAWも強力な武器の一つです。が、エイドロンハントにおいて、選ぶべき理由は特にありません。同じ近接ならREDEEMER PRIMEやPARACESISのほうが圧倒的に火力は出ます。
しかし、ASHはニンジャである以上、カタナは絶対です。
よって、刀ZAWは自明の選択。この道しかない、と言って良いでしょう。
各種ビルド
それでは全体像を把握して頂いたところで、各種ビルド詳細を見ていきましょう。
いろいろと多いので駆け足気味で行きます。
フレーム:ASH PRIME
まず、アビリティ1番枠にSMITEを移植。これと増強のSmite Infusionを使って、武器の放射線ダメージを底上げしていきます。
MODのビルド方針は、威力・時間軸。消費の少ないSMITEを、増強で自分対象に使うのみなので、効率と範囲は最低限です。TF、BR、Unbral Intensifyで威力を引き上げ、Narrow Mindedで時間を伸ばします。防御面はUnbral VitalityとAdaptationで補います。
オーラMODはSteel Charge、アルケインはナリファイアとフューリーです。Steel Chargeとフューリーは、刀でエイドロン本体を一刀両断するために採用しています。
プライマリ:任意のトラディショナルな武器
プライマリは武器としては用いません。トラディショナルなニンジャ味を重視して武器を選択してください。利用目的としては、アルケインの「プライマリ・デクスタリティ」ランクMAXによる、近接コンボ時間の延長のみになります。
セカンダリ:SPIRA PRIME
セカンダリは前述の通り、 SPIRA PRIME。関節破壊に用います。ビルドは以下の通り。
放射線クリティカル構成です。Galvanized MODは効果発動が期待できないため使用しません。発射速度がやや低いのですが、DPS的には十分な火力になります。
今回はRIVENも使います。クリティカル+206.9%、基礎ダメージ+347.7%、状態異常確率-52.3%という、いかにもコイツでエイドロンをブチのめせと言わんばかりのRIVENが出たので、これを使っていきます。
また、こちらも近接コンボ時間延長を目的として、デクスタリティのランクMAXを付けていきます。
近接:刀ZAW
本体破壊に用いる刀ZAWです。BRを載せた12倍ヘビー攻撃による一刀両断を狙います。
パーツ構成は以下。
- ストライク…SEPFAHN
- グリップ…PEYE
- リンク…VARGEET II RUHANG
基礎ダメージはもっと高くなるパーツ構成もありますが、エイドロンが倒れている間にコンボ12倍を稼ぐことを考えると、攻撃速度もあまり極端な度外視はできません。基礎ダメージ、クリティカル性能、攻撃速度のバランスを取って、この構成で採用しました。
MOD構成は以下の通り。少し変則的な組み方になっているかと思います。
左上、PPPで基礎ダメージを上げ、右下の90属性2枚で放射線ダメージを作っています。Killing Blowでヘビー攻撃の威力と速度を、Amalgam Organ Shatterでクリティカル倍率とヘビー攻撃速度を伸ばします。クリティカル率はSacrificial SteelとBlood Rushで贅沢に。
また、エイドロンの装甲削りのため、Shattering Impactも採用します。本来、放射線構成なら装甲を削りきらないほうがダメージが出るのですが、今回は立ち回りの関係上、全て削り切ってしまう運用になります。
アルケインは「トライアンフ」を採用。エイドロンが倒れている間にコンボ12倍を稼ぐため、こちらを使います。
コンパニオン:モア
コンパニオンはモアを連れていきます。火力的に考えればクリ猫のほうが良いのですが、今回はニンジャ味の溢れる空中戦を目的として、モアちゃんにしました。
MOD構成は以下。
ポイントとしては、Tractor BeamとAnti-Grav-Arrayですね。これでジャンプ高度と滞空時間を伸ばします。あとはなるべく死なないように組んでいます。ただ、それでもハイドロリスト戦では厳しいものがあるため、残念ながら見捨てることに。よって、テラリスト・ガンツリスト戦での空中機動支援が主任務となります。
また、モアの武装は必ず外しておきます。これは極めて重要なポイントになります。理由は後述しますが、とにかくモアに武器を持たせないことが、本攻略におけるもっとも重要な要素の一つになります。
アークウイング:AMESHA
今回の影の主役、AMESHAです。2番アビリティでルアーの保護を、3番4番でアークウイング搭乗中の自己防御を担います。
MOD構成は以下の通り。
ご覧の通り、フォーマなしの構成ですが、これでも実用に十分です。
オペレーターアンプとフォーカス
オペレーターのアンプ構成は777。7プリズムを使ってエイドロンのシールドを剥がします。アンプのアルケインはストライク。7プリズムと相性が良いアルケインです。
オペレーターアルケインは、エレベートとリプレニッシュを採用。リプレニッシュはオペレーターの、エレベートはフレームのヘルス回復を担います。
エイドロン三兄弟の攻撃はかなり痛いですが、それでも育成済のオペレーターを一撃で強制転移させるほどの火力ではありません。リプレニッシュがあればVOID DASHで素早くヘルスを回復できるため、戦線を維持しやすくなります。
また、エイドロン戦は転移を繰り返すことになります。エレベートなら、フレームのヘルス回復を意識しなくても、転移のついでに回復できるため便利です。
フォーカスはUNAIRUを選択。WISPでオペレーターの火力を引き上げ、CHRYSALISで咄嗟のルアー保護を担います。
今回の見どころ
具体的な攻略の流れですが、こちらは動画をご覧いただいたほうが早いでしょう。
礼に始まり例に終わる-和の心、そしてニンジャ
本攻略の趣旨は、和の心、そしてニンジャです。
テラリスト、ガンツリスト、ハイドロリストの各戦前、および敵にとどめをさした後、エモートで礼をします。なぜなら、そうーーASHはニンジャだからです。
こうした武士の理念を重んじるテンノのためでしょうか、本作には「お辞儀」と「会釈」のエモートが実装されています。日本人でも混乱しがちな「お辞儀」と「会釈」を、それぞれ個別の動作として実装しているあたり、DE社の本気が伺えます。
では、「お辞儀」と「会釈」はどちらのほうが適切なのか?
一般的に、武道における立位の礼は基本的に「会釈」ぐらいの角度です。しかし今回は、動画の見栄えの良さを優先して、「お辞儀」のエモートを選択しました。
ちなみに、テラリスト・ガンツリスト・ハイドロリストともに、倒した後も敵の攻撃が残っていることがあり、礼の最中にダメージを受ける可能性があります。また、ハイドロリストの場合、出現直後から落雷攻撃が発生しており、かなりの確率で礼の最中に攻撃を受けます。
しかし、だからと言って避けたりしません。被ダメージの回避よりも、礼を優先します。
なぜなら、ASHはニンジャだからです。
モアを切腹させないために
さて、ここで一つポイントがあります。今回連れていくモアですが、この子たちはプレイヤーの「お辞儀」「会釈」に合わせて、あいさつのエモートを取ってくれます。
しかし、武器を搭載しており、かつ周囲に敵がいる場合は挙動が異なります。この場合、プレイヤーがお辞儀しても、モアは相変わらず交戦を継続してしまいます。
つまり、モアに武器をもたせておくと、ASHが礼をしているにも関わらず、モアは礼をせず、付近のボンバリストに銃弾を撃ち込み続ける…といった重大なマナー違反を犯してしまうおそれがあります。
こうなったら、かわいいモアちゃんと言えども看過できません。涙をのんで、切腹を命じるほかなくなってしまう。なぜなら、ASHはニンジャだからです。
よってモアには絶対に武器を持たせません。武器を持たせなければ、付近に敵がいても、プレイヤーのエモートに追従してモアも礼を行います。これで切腹を防ぐことができました。
手裏剣「SPIRA PRIME」による関節破壊
もう一つの見どころは、手裏剣「SPIRA PRIME」による関節破壊です。といっても、RUBICO Pやその他のエイドロン向きの武器に比べれば、破壊速度はそれほど早くありません。
ただ、まったく使えないわけでもなく、今回の攻略では1マガジン~2マガジン程度で破壊できます。敵の装甲を削っておくこと、威力300%近くのSMITE増強、そしてRIVENの性能が大きいですね。
フレームのアルケインで発射速度を上げれば、さらなる時短もできるのですが、今回は後述の一撃破壊を優先したため、SPIRA PRIMEによる関節破壊はこの形になっています。
ニンジャの情け-刀ZAWによるエイドロン本体の一撃破壊
さて、今回もう一つこだわったのは、エイドロン本体の一撃破壊です。
全ての関節を破壊され、地に倒れ、ボンバリストに助けを求めるほどに追い詰められたエイドロン。この相手を、じわじわと時間をかけて倒すようなことはできません。ひと思いに一撃で送ってやることがニンジャの情けーーそう、ASHはニンジャなのです。
よって一撃で倒します。
理屈としては、関節破壊後、倒れたエイドロンに近接を当ててコンボを稼ぎ、12倍ヘビーで倒す形になります。今回のビルドと立ち回りなら、SMITE増強と装甲剥がしもあって、テラリスト・ガンツリスト・そしてハイドロリストも一撃で倒せる計算になります。
とはいえ現実的な問題もあります。
- ヘビー効率をまったく上げておらず、外すとコンボカウントがゼロにリセットされてしまう
- 速度・範囲ともに伸ばしておらず、かなり密着して撃たないと当たらない
- 仮に外してしまった場合、エイドロン本体を素早く倒せる火力を失い、ほぼリカバリーできない
- コンボ時間はデクスタリティで延長しても20秒程度しかない
つまり、当たれば一撃で倒せますが、この一撃しかチャンスが無いことになります。外せば二度目はありませんし、攻撃に手間取ってコンボをロストしてしまってもオシマイです。
また、ヘビー攻撃のつもりで「ヘビースラム」を出してしまってもNGです。ヘビースラムのほうがヘビー攻撃よりも火力がやや低く、ハイドロリストになると一撃では倒せません。
また、かっこよさも重要です。極端な話、足元にヘビー攻撃を当てても別に倒せるっちゃ倒せますし、そのほうが立ち回りとしては安定します。
しかし、ASHはニンジャです。
空を駆け、真正面から敵と交錯し、すれ違いざまに一刀両断…と、こう行きたいわけですよね。
というわけで正面に位置取り、バレットジャンプで飛び上がり、空中スライディングで敵の懐に飛び込んでヘビー攻撃、そのまま敵の背後に抜けて着地…という流れで、斬ります。
繰り返しますが、この一連の動作は、攻略の安定性という観点からは特に意味がありません。コンボ持続時間の20秒以内に、一撃で確実にヘビー攻撃を当てなければいけない、というシビアな状況ではありますが、ロマンを優先します。
まとめ:
というわけで、今回はトラディショナル・ニンジャ・スタイルなASHで、礼節を重んじつつエイドロン三兄弟を確保してみました。
なんだろう。毎回思うんですが、こういう「無理じゃない?」みたいなことが、案外できてしまうのがWarframeの面白さだと思っています。
さて、この記事、実は2021年末から用意してたんですが、なんだかんだで公開は年明け、2022年になってしまいました。Warframeネタビルド研究所、今年もおかしなビルドやネタプレイを積極的に開発し、役に立つ情報から、特に役に立たない情報まで、いろいろ楽しんで発信していこうと思います。
今年もよろしくお願いします。
感動しました。