[Warframe]OBERONの解説と超汎用ビルド例

[Warframe]OBERONの解説と超汎用ビルド例

[PC 31.3.1]

今回はOBERONのビルドについてです。

「テンノが維持すべきとされるバランスを体現している」というコーデックス内の記述が印象的。確かに、いろいろな意味でバランスの良いフレームです。

そんなOBERONの汎用性を活用し、今回は、さまざまな状況に対応できる超汎用ビルドを組んでみました。

まずは概要とアビリティ解説から、いってみましょう。

OBERONの概要

まずは基本的な部分、ざっくり概要を見ていきましょう。

基本性能は、ヘルス、シールド、装甲ともに、高い水準にまとまっているのかなと思います。ただし実際には、OBERONはヘルス回復と装甲強化ができるので、シールドを伸ばすよりもヘルスで耐えるほうが相性が良いでしょう。

アビリティ面は、1番、2番、4番にダメージ出力が設定されていますが、いずれも高い火力は期待できません。敵Lv40程度までならアビリティのダメージで敵を直接倒す運用も選択肢に入りますが、それ以降になると、アビリティはCCやバフ・デバフなどを目的に運用するほうが現実的になります。1番は例外的に高火力を発揮できる場面がありますが、メインのダメージソースとして扱うには向かないでしょう。

とはいえ、「鋼の道のり」などの高レベル帯に適性が無いわけではありません。基本性能の高さに加え、放射線状態異常による同士討ちの誘発、それによる被弾の抑制、2番による状態異常防止・解除と、防御面はかなり充実しています。また攻撃面についても、1番増強による武器への放射線ダメージ追加が強力です。

「どのアビリティにどんな役割を持たせるか」という発想で考えていくと、いろいろなシチュエーションで活躍の場面が見出せるフレームです。

OBERONのアビリティ解説

アビリティもザックリ行きます。

パッシブ:

ペット(ビースト系コンパニオン)のヘルス・装甲・シールドを上昇させ、ミッション中1回のみ自動的に蘇生します。

1番:Smite

狙った敵単体に対してダメージを与え、さらに対象となった敵からオーブを射出させます。このオーブは対象の最大ヘルスに依存したダメージ出力を持ちます。

最大ヘルス依存の攻撃アビリティですが、オーブ自体は対象の周囲の敵に当たってしまうことが多いため、Trinityの2番のように割合ダメージアビリティとして扱うのは難しくなります。また、敵の装甲や耐性でダメージを軽減されるため、実際にはカタログスペック通りのダメージにはなりません。ただし、敵と1対1の状況になる一部ボス戦などでは、強烈な攻撃力を発揮するケースもあります。

1番増強:Smite Infusion

1番を長押しすることで、自身と周囲の味方の武器に放射線属性のダメージバフを付与します。

2番:Hallowed Ground

OBERONの足元から扇状の範囲に草原のようなフィールドを設置します。このフィールド内に踏み込んだ敵は、0.5秒ごとに放射線ダメージを受け、一定の確率で状態異常に陥ります。また、フィールド内の自身と味方の受ける状態異常を解除・無効化します。

2番増強:Hallowed Eruption

2番を再発動で、残り時間分の放射線ダメージをまとめて出力し、フィールドを撤去します。

3番:Renewal

自身を中心にフィールドを展開し、自身と範囲内の味方のヘルスを回復、さらに毎秒ヘルス回復バフを付与するアビリティです。また、この回復バフと2番の状態異常防止バフを同時に受けると、装甲強化バフも追加的に得られます。

3番増強:Phoenix Renewal

3番の有効時間中に致死的なダメージを受けた際、ダウンせずにヘルスを一定回復します。この効果は90秒のクールタイムを持ちます。

4番:Reckoning

周囲の敵を持ち上げて地面に叩きつけ、衝撃と放射線のダメージと状態異常を与えます。放射線状態異常を受けている敵に対して使用した場合、「放出ダメージ」分の追加ダメージを与えます。2番の上にいる敵に使用した場合、装甲値を低減させます。

アビリティ威力334%で装甲除去率を100%にできますが、「鋼の道のり」では、これでも一撃で装甲を剥がすことはできません。効果が重複するため、何回か当てることで装甲を完全に除去できます。

4番増強:Hallowed Reckoning

4番を受けて生き残った敵(4番の影響を受けた敵)からフィールドを生成します。フィールドは球状に展開され、範囲内の敵に秒間ダメージを、味方に装甲上昇バフを与えます。

OBERONの使い方とビルド方針

多彩なアビリティを持つため、さまざまな運用方針とビルドが考えられます。

  • 1番増強によるダメージバフと、4番での装甲低減を重視した威力+範囲ビルド
  • 2番による放射線状態異常ばら撒きを主眼とする範囲+時間ビルド
  • 各アビリティを適度に活用していくバランス型ビルド

…等が発想として挙げられるでしょう。

しかし、OBERONといえばバランスです。今回はバランス型ビルドを組んで、様々な場面での汎用性を追求してみました。

OBERON 「鋼の道のり」対応・超汎用ビルド

  • コンセプト:さまざまなミッションタイプに対応できる、汎用性の高いOBERON。
  • 目標:「鋼の道のり」における、任意の耐久、発掘、ハイジャック、傍受、分裂ミッションを、単一のビルドとロードアウトでクリアする。
  • 想定する敵Lv上限:「鋼の道のり」モードでのLv140程度。

特化型ではなく、広く浅く。とりあえずサクっとミッションをクリアするだけなら、どこに持って行っても特に困らないOBERONを作ろう、という企画です。とはいえ、全ミッションに実際に挑戦して検証するのは大変なので、以下のシチュエーションを今回は選択しました。

  • VOID 耐久(コラプト)
  • 海王星 発掘(コーパス)
  • セドナ ハイジャック(グリニア)
  • エリス 傍受(感染体)
  • セドナ 分裂(グリニア)

これらを「クリアだけなら全部いける」OBERONを目指します。というわけでビルド。

順番に説明していきます。

・オーラ:Brief Respite(BF)

ハイジャックに対応するための選択です。Dキーを積めばシールドゲーティング的な立ち回りもできるようになります。

・エクシラス:Rush

基本的な機動力の確保です。傍受、分裂など足回りが必要になるシチュエーションに対応します。

・Hunter Adrenaline+Primed Flow

エネルギー回復と容量アップです。今回は、「鋼の道のり」と言えどもクリアだけが目的なので、OBERONならヘルス+装甲で十分に耐えられます。3番でヘルス回復もできるため、HAで被ヘルスダメージをエネルギーに転換していく方針です。ただし状況によっては十分なダメージを受けられない場合もあるため、追加的に別の回復手段も用意しておくほうが良いでしょう。

・1番増強MOD

「鋼の道のり」での運用を考えると、攻撃アビリティはダメージソースとして期待できません。武器を強化して戦います。

・Stretch

これ1枚の有無で2番の使い勝手が随分変わります。発掘、傍受などで敵を足止めする際に響いてくるポイントです。

・Primed Continuity

1番増強と2番の持続時間を目的に採用しています。

・Umbralセット3枚

アビリティ威力とヘルス・装甲の底上げです。

・アルケイン ガーディアン

今回はダメージを受けながら戦う想定のため、ガーディアンを採用。これの有無で安定感がかなり違います。

・アルケイン エナージャイズ

HAを積んではいるものの、状況によってはダメージをあまり受けないので、追加的なエネルギー回復手段として採用しています。

・移植アビリティ:4番 ⇒ ENSNARE

アビリティ4番を、ENSNAREに差し替えています。「鋼の道のり」では、いくらアビリティ威力を盛ったところで、4番のダメージ出力・装甲低減ともに期待はできず、唯一の役割は範囲CCと放射線ばら撒き程度になります。

放射線ばら撒きは1番増強+範囲武器や2番で十分に担えるため、CC目的に特化すると考えると、純粋なCCアビリティに差し替えたほうが使い勝手が良くなると判断しました。

実証実験プレイ動画

というわけで、実証実験です。これは動画で見てもらったほうが良いでしょう。動画内では運用のコツや、各武器の選択とビルドなどロードアウト全般の話もしています。

以下、簡単にコメントしていきます。

・耐久

1番増強で武器を強化し、2番3番で守りを固めながら戦います。2番の放射線状態異常+ENSNAREの拘束で、比較的安全に戦える印象です。5分クリアは余裕でした。ただし、ヘルス+装甲ではせいぜい流れ弾程度しか耐えられず、無防備に集中砲火を受けると危険です。体感でおそらく、30分ぐらいが限度かなと思います。

・発掘

2番の放射線ばら撒きと、移植ENSNAREで敵を足止めして発掘機を守ります。思ったより普通にクリアはできたものの、1台守るだけで結構きわどい場面もありました。「最低限クリアはできる」程度に捉えたほうが良さそうです。

・ハイジャック

こちらもクリアはできました。放射線ばら撒き+ENSNAREで足止めしつつ、アビリティ使用でBFによりシールドを随時回復していく方法です。操作が忙しく、余裕でクリアという体感ではありませんでしたが、何とかなりました。

・傍受

放射線で混乱した敵が、タワーのアラームを鳴らしたり止めたりするのが面白かったですね。油断はできないものの、しっかり状況に目配せして対処していけば問題なくクリアできました。

・分裂

結果としてOBERONのアビリティ自体、あまり活用の場面がなかったかなと思います。放射線ばら撒きのおかげで、一般兵にあまり邪魔されなくて済むのは多少便利かな、という程度ですね。

まとめ

というわけで、OBERONの超汎用ビルドと、汎用性の実証実験を今回はやってみました。実際、この記事を書いたあとに同じロードアウトで潜入と機動防衛、防衛も行ってみたんですが、どの場面でもクリアだけなら本当に困りませんでした。まあ、潜入はけっこうオペレーター頼みになっちゃう部分もあるんですが…。

あとは、どうだろう。これでオープンワールドの依頼ミッションにも対応できれば、本当にTHE・汎用性って感じになるのかなと思います。まあ、OWはネクロメカもアークウィングも使えるし、検証してませんが、きっと行けるでしょう。

元々「バランス神のバランスネタビルド」みたいな感じで考えてみたんですが、やっているうちに「これはネタ扱いできないぞ」と思って、今回はまじめにやりました。

次はもっとちゃんとしたネタビルドかネタプレイか、何かやりたいですね。

以上です。

One thought on “[Warframe]OBERONの解説と超汎用ビルド例

  1. 動画、記事ともにいつも楽しく拝見させていただいてます。自分もOberonのビルドを考察していた事がありまして、そのバランスの良さにはよく驚かされました。この記事では「鋼の道のりにおいて多様なミッションに対してクリア可能なビルド」について考察なさってましたが、ビルドを特化させることによって「低レベルのミッションを簡単にクリアする」「広範囲にCCをかける」「耐久値を上げたり事故死を防止する」といった局所的な役割も他のフレームと比べても十分にこなせるポテンシャルがあると感じています。kkgamesさんには局所的な状況に特化したObeoronのビルドについてもいつの日か考察していただけたらなと勝手ながら願っております。寒さが厳しい時期ですがお体には気をつけてネタビルドの考察に励んでください。

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