[Warframe]KULLERVOのビルド例|通常ビルドからネタビルドまで

[Warframe]KULLERVOのビルド例|通常ビルドからネタビルドまで

[PC 33.5.6]

今回は、Warframeアップデート33.5「Kullervo:七つの罪」で追加されたフレーム、KULLERVOについてです。

KULLERVOは、近接ヘビー攻撃に特化した火力型フレームと言って良いでしょう。武器次第ではあるものの、殲滅力に関しては目を見張るものがある一方、高Lv帯での運用には防御面に課題も残ります。しかし、それを差し引いて尚も魅力的なフレームです。

早速、紹介していきましょう。

KULLERVOの概要と特徴

まずは簡単に概要と特徴を説明します。

火力面については前述のとおり、主として近接ヘビー攻撃が起点になります。パッシブで近接ヘビー効率75%を持つため、高倍率のヘビー攻撃を連続して撃てるのも特徴。さらに1番による火力強化と、3番による範囲攻撃化も相まって、敵集団を一撃で薙ぎ倒す攻撃的な戦闘スタイルが持ち味になっています。また加えて、意外と総合火力が期待できるのが4番アビリティ。キルゾーンを形成し、範囲内の敵にダメージを与え続けることが可能です。

一方で防御面については、高Lv帯では課題になりがちです。敵エクシマス勢と同じ『オーバーガード』を自身に付与し、ノックダウンを無効化しつつダメージを肩代わりできますが、一方でシールドがありません。そのため当然、シールドゲーティングを利かせることができず、「鋼の道のり」などの高Lv帯では、オーバーガードごと一撃で吹き飛ばされるリスクがあります。これといったCC手段が無いこともあり、「鋼の道のり」での運用には、防御面に苦慮することになるフレームです。

こうした防御面の課題をいかに乗り越えつつ、持ち味である火力をいかに引き出すかが、KULLERVOのビルドのポイントになってくるでしょう。

KULLERVOのアビリティ解説

それでは簡単に、各アビリティを解説していきます。

パッシブ:

ヘビー攻撃効率+75%、ヘビー攻撃ワインドアップ速度+100%のパッシブ効果を持ちます。これにより、ヘビー攻撃を発動してもコンボ倍率を全ては消費せず、倍率をある程度は維持しながらヘビー攻撃を運用することが可能です。

1番:Wrathful Advance 

◆短押し:アビリティキーの短押しで、照準の敵にテレポートし、近接ヘビー攻撃を発動します。この近接ヘビー攻撃にはクリティカル率の加算バフが掛かります。また、このバフは発動後に短時間持続し、通常・ヘビーともに近接攻撃のクリティカル率を加算します。

アビリティ威力を150%以上にすることでクリティカル率加算バフが+300%となり、あらゆる近接武器で赤クリティカルを確定で出せるようになります。

◆長押し:アビリティキーの長押しで、照準地点にテレポートします。この場合は近接ヘビー攻撃を発動せず、単純にテレポートのみとなります。ただし、照準地点に敵がいた場合は、短押し時と同様の挙動になります。

2番:Recompense

自身の周囲に複数のダガーを飛ばします。ダガーは敵にヒットすると切断ダメージと切断状態異常を与え、自身のヘルスを回復します。この時、ヘルスが満タンの状態であれば、オーバーガードを獲得します。

オーバーガードはシールドによく似た追加の耐久力ですが、シールドと異なり、Adaptationなどのダメージ耐性が乗らず、自動回復もしません。また、シールドゲーティングも無いため、オーバーガード値を超えるダメージを受けた場合、受けきれなかったダメージはヘルスに受けることになります。

また、このアビリティを発動して一定時間、周囲に敵がいなかった場合、展開したダガーは自身に返ってきて自傷ダメージを与えます。

3番:Collective Curse

前方扇状65度の範囲にエネルギーを投射し、当たった敵をエネルギーの鎖でつなぎます。鎖でつながれた敵同士は、一体でもダメージを受けると、他の敵もそのダメージの一部を受けます。敵一体にダメージを与えると、鎖でつながれた敵全員にダメージが伝播するイメージです。なお、伝播するのはダメージのみで、状態異常は伝播しませんが、「状態異常によって発生したダメージ」は伝播します。また、伝播ダメージは装甲値や耐性によって軽減されないほか、ヘルスに与えたダメージはヘルスに、シールドに与えたダメージはシールドに対して伝播する特性があります。

また、伝播するダメージ量はアビリティ威力によって変動します。アビリティ威力200%でダメージリダイレクト100%となり、与えたダメージと等しいダメージ量が、鎖でつながれた敵全員に与えられます。

4番:Storm Of Ukko

アビリティの発動地点を中心とする一定の円形範囲内にダガーの雨を降らせ、範囲内の敵に毎秒切断ダメージを与えます。この攻撃は切断状態異常を発生させます。また、このアビリティによる敵へのヒット数に応じて、近接コンボカウンターが上昇します。

カタログスペック上は毎秒2500ダメージですが、切断状態異常のトリガーと、どうやらクリティカルが発生しているらしく、総合的な火力は相当なものになります。「鋼の道のり」のグリニア勢力に対し、装甲を削らずに倒せる火力です。

KULLERVOの運用方法

基本的には、以下のようにアビリティを使い分けていく形となるでしょう。

◆攻撃面:4番で近接コンボ倍率を稼ぎ、3番で敵をチェインし、1番で強化された近接ヘビー攻撃を与えて敵集団を一撃で薙ぎ倒します。

◆防御面:2番でオーバーガードを獲得し、これでダメージを受けていきます。オーバーガードで受けきれなかった場合の対策が課題になります。

4番については、範囲攻撃は3番⇒1番で、近接コンボ稼ぎは近接通常攻撃とNARAMONフォーカスで代替できるため、ヘルミンス移植枠と捉えても良いでしょう。また2番についても、オーバーガードを使わずにヘルスで耐える選択肢もあるため、2番枠をヘルミンス移植枠とする方針もあります。

KULLERVO:純ビルド

まずは純粋なヘルミンス移植なしのビルドからご紹介します。運用方法は前述の通りです。

まず、アビリティを多用するため、エネルギー効率を最大化しています。3番⇒1番の連続使用だけでデフォルトで消費エネルギーが100もあるため、効率を上げないと燃費が持ちません。次いで威力と範囲です。威力は3番の伝播率と1番のクリティカルバフのため、範囲は3番と4番の効果範囲のために伸ばしています。時間はさほど重要ではありませんが、短すぎると3番と4番がすぐに終わってしまうため、ある程度は確保しました。

防御面は2番のオーバーガードに依存します。オーバーガードが切れた時の保険としてRolling Guardを搭載しています。また、オーバーガードは耐性が乗りませんが、Adaptationの耐性値を累積することは可能なため、これも搭載しています。

今にして思うと、Constitutionが刺さっている枠は別のMODで良いかもしれません。威力と範囲どちらかを伸ばすか、エネルギー容量を増やすか、防御系MODを一枚指して生残性を改善するのも良いと思います。

エクシラス枠は任意です。アルケインもお好みで良いでしょう。

立ち回りとプレイ動画

立ち回りは前述の通りです。2番でオーバーガードを張り、4番で近接コンボ倍率を稼ぎ、3番からの1番で敵を薙ぎ倒していきます。

動画の当該箇所から再生

敵をサクサク倒せるのは気持ち良いですが、やはり「鋼の道のり」では防御面が課題になりますね。

KULLERVO:高耐久ビルド(Gloom移植)

というわけで、防御面に重点を置いたビルド例です。オーバーガードに頼るのはいっそ止めてしまって、装甲とヘルスで耐えながら、移植したGloomでヘルスを回復していくコンセプトとしました。

まずIntensify、Vitality、Steel Fiberの3枚です。これらは可能であればUmbralセットを使いましょう。今回は他のビルドとの兼ね合いでUmbral極性を付けたくなかったため、通常のMODになっています。

ヘルスでダメージを受けるため、エネルギー回復用にHunter Adrenalineを搭載。これで被ヘルスダメージをエネルギーに転換できます。大量のエネルギーを確保できるよう、Primed Flowも搭載。また保険としてQuick Thinkingも搭載し、昔ながらの通称「QT+Rage+Flow」構成を選択しました。

あとは3番4番の使い勝手のために範囲を少し伸ばしています。

また、今回は1番のクリティカルバフもある程度は活用したいと考え、Primed Continuityも搭載しました。ただし、今回のビルドではあまり重要ではないため、別のMODに差し替えても良いでしょう。

エクシラス枠は任意です。アルケインはガーディアンがあると安定します。

立ち回りとプレイ動画

KULLERVO2番の代わりにGloomを常時展開する以外は、純ビルドと変わらない立ち回りです。

動画の当該箇所から再生

使用感としては、やはり2番のオーバーガードに頼るより、こちらのほうが安定感がありますね。オーバーガードと違って張り直しの手間がないことと、QT+Rage+Flow構成による保険があるため安定しています。操作としても、Gloomを展開した後は攻撃に集中できるため、こちらのほうが楽です。エネルギー供給を意識しなくて良いのも利点ですね。

一方で、オーバーガードによる転倒防止効果がないため、その点は何か別の手段で補ったほうが良いでしょう。UNAIRUフォーカスを使うか、空いているエクシラス枠にPSFを採用するなど、何か対策したほうが良いと思います。

KULLERVO:4番軸範囲殲滅ビルド(Breach Surge移植)

続いては4番軸の範囲殲滅ビルドです。これまでは1番3番を攻撃の主軸としましたが、今回は4番を主火力とします。また、殲滅速度を加速させつつ円範囲CCを掛けることを目的とし、Breach Surgeを移植しています。

ビルド方針は範囲優先です。Overextendedで下がった威力をケアしたいところですが、Blind Rageを積むと効率が、Transient Fortitudeを積むと時間が下がってしまい、アビリティ回しがシビアになります。よって今回は威力を妥協し、Intensify一枚としました。防御面はAdaptationとVitalityを使い、ヘルスで耐える形です。Hunter Adrenarineでエネルギーを大量に供給することが目的です。オーバーガードを張ると邪魔になってしまうため、2番は使わないものとし、Breach Surgeは2番枠に移植しました。

エクシラス枠は任意です。アルケインはガーディアンがあると安定します。また、ヘルスの回復手段についても何らか確保したほうが良いでしょう。

立ち回りとプレイ動画

立ち回りとしては、Breach Surge+4番で範囲内の敵に大ダメージを与え、さらに3番でダメージを伝播させて殲滅速度を上げていきます。

動画の当該箇所から再生

Breach Surgeが無くても同様のことは可能ではありますが、やはりあったほうが殲滅速度が速いです。ただしそれでも、見た目のわりに単体あたりのDPSは出ておらず、エクシマスや重装系ユニットの処理には手間取ります。随時、武器攻撃も織り交ぜていくほうが良いでしょう。

KULLERVO:狙撃暗殺ネタビルド(Quiver移植)

最後にネタビルドです。これまで見てきた通り、KULLERVOは近接ヘビー攻撃が持ち味のフレーム。ですが、今回はあえての射撃。それもスナイパーライフルを主軸とした運用を行っていきます。

KULLERVO、近接にこだわらなくても構わない説

3番によるダメージ伝播は、何も近接攻撃に限った話ではありません。アビリティだろうが射撃だろうが、与えたダメージは何であれ伝播します。なので、強力なDPSを出力できるのであれば、射撃武器だって別に構わないわけです。

KULLERVO1番長押しテレポート、Quiverの透明化フィールドと相性良い説

そしてもう一つ。今回はKULLERVOの1番長押しによるテレポートも活用したいと思います。このテレポートは照準位置に瞬間移動する能力。そこでQuiverを移植し、「隠れ蓑の矢」と組み合わせて運用します。Quiverで照準地点に「隠れ蓑の矢」を打ち込み、透明化フィールドを展開。そのまま照準を動かさずに1番長押しを発動すれば、ドンピシャで透明化フィールド内にテレポートできます。

MOD構成

というわけで、この2つのコンセプトで組んでみたビルドがこちら。

まず、防御面については「隠れ蓑の矢」の透明化に依存するため、防御系MODは一切不要です。全枠をアビリティ関連に使います。

重要になるのは、範囲、効率、威力です。射撃メインということは、遠距離から3番を当てて複数の敵を巻き込む必要があります。よって3番の射程距離を延ばすため、範囲をある程度は確保します。また、アビリティを多用するため、効率も欠かせません。これも伸ばします。威力についても、3番のダメージ伝播率のために、ある程度は伸ばしたいところ。「隠れ蓑の矢」の有効時間も欲しいため、アビリティ時間も下げられません。様々なバランスを検討した結果、上記のビルドに落ち着きました。

オーラとエクシラス枠は索敵レーダーを採用。狙撃戦に欠かせないMODです。アルケインは任意です。

立ち回りとプレイ動画

「隠れ蓑の矢」を展開し、その地点に1番長押しでテレポート。これを繰り返して、敵に発見されずに移動します。狙撃に適した高所を取るのも容易で、戦略的なポジショニングに適しており、いかにもスナイパーっぽくてイイ感じです。

狙撃地点を確保したら、敵集団に遠距離から3番を当ててチェイン。スナイパーライフルでヘッドショットを決めて、大ダメージを伝播させて敵集団を倒します。敵が散らばりすぎている場合、移植Quiverの長押しで「金遁の矢」を使い、敵を着弾地点におびき寄せてから攻撃プロセスを展開します。

動画の当該箇所から再生

いろいろと手間暇かかる立ち回りですが、いい意味で『KULLERVOらしくない』戦いができています。まさにネタビルド。これKULLERVOでやる意味あるの?とツッコミたくなりますが、透明化、任意地点へのテレポート、敵の誘導、単発射撃の範囲攻撃化を全て成立できる組み合わせは、案外限られてくるはずです。

普段と違って、敵配置の把握と誘導、狙撃地点の選定など、それなりに頭を使った戦略的な立ち回りになるのも気に入っています。

まとめ:

というわけで、今回はKULLERVOのビルド例をいくつかご紹介してきました。意外と応用の幅があり、運用コンセプトやMOD構成、移植アビリティ次第で色々なことができるフレームですね。幣研究所としては、なかなか楽しいフレームが来たなと歓迎しています。

課題になりがちな防御面やエネルギー供給を補う方法も、長所である火力を伸ばす方法も、まだまだ色々な選択肢があるはず。ネタビルドの可能性も広がりを感じるところですが、今回は以上としておきます。

おまけ:KULLERVOに適した近接武器の考察(研究中)

これは研究中のテーマなので確定的なことは言えませんが、KULLERVOでの運用に適した近接武器について、いくつか考察を記しておきます。おまけ程度です。

1:ヘビー攻撃モーション

まず、ヘビー攻撃のモーションがあまりトリッキーでなく、発動地点からあまり動かない武器種別を選択したいところです。たとえばNIKANA系の武器は、ヘビー攻撃が大きく前に踏み込む動きになるため、1番でテレポートした直後の敵の動きによっては当たらないことがあります。

この観点からの研究はあまり行っていませんが、試した限りでは、両手刀、サイス、レイピア、ガンブレード等が相性が良いように思います。

2:ヘビー攻撃時確定切断

これも武器種別に拠りますが、ヘビー攻撃時に確定切断が付いている武器種は相性が非常に良いですね。3番のダメージリダイレクトは、MfDと違って単発ではなく、効果時間中は何回でも有効です。従って、仮にヘビー攻撃一発で倒しきれなかったとしても、確定切断があれば、攻撃後に発生した切断DOTも伝播させて敵を倒すことができます。

3:ヘビー攻撃倍率

また、これも武器種別の話ですが、ヘビー攻撃主体での運用である以上、ヘビー攻撃倍率も重視したい要素になると思います。

4:クリティカル倍率

ステータスに目を向けると、クリティカル倍率が重要になるように思います。1番による近接クリティカルバフは「クリティカル率」は伸ばすものの、クリティカル倍率は伸ばしません。そのため、どんな近接武器でもクリティカル率300%以上を実現できるKULLERVOであれば、クリティカル倍率による火力の違いが顕著になると考えられます。

5:ZAW(アルケイン・ブレイブ)

また別の観点からは、アルケイン・ブレイブを搭載したZAWも非常に相性が良いと感じました。ヘビー攻撃でのキル時にエネルギー回復バフを得られるZAWアルケインです。毎秒5エネルギー回復を4秒間持続し、最大3スタックまで重複します。1スタックだけでもトータル20のエネルギーを回復できるため、エネルギー効率100%で考えた場合、1番の実質エネルギー消費がわずか5に抑えられます。もちろん、エネルギー効率を上げたり、手早くキルを重ねてブレイブをスタックさせれば、1番の使用でエネルギーを消費するどころか回復できるようになります。純粋に便利です。

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