さて今回のWarframeネタビルド研究、MESAの1番増強を使ったビルド&プレイをやっていきます。直近の「ベールブレイカー」アップデートで、いくつかのフレームアビリティに変更が入りました。その一つが、今回のメインになるMESAの1番と増強です。
まずは簡単にアビリティ概要の説明、そして実用ビルドの紹介と、最後にMK1-KUNAIでテラリスト一撃チャレンジをお届けしていきます。
では、やっていきましょう。
目次
「ベールブレイカー」Update後のMESA1番と増強の仕様確認
まずはMESA1番の仕様確認からです。
発動すると射撃ダメージに応じた威力値を蓄積し、再使用でチャージを完了します。このチャージ完了状態で射撃を行うと、弾丸に追加ダメージが上乗せされるアビリティです。
発動⇒チャージ⇒再使用(チャージ完了)⇒射撃、という手順を踏む必要があるため、使用はやや面倒です。ですがこのアビリティには、普通の攻撃アビリティとは異なる、いくつかの特徴が備わっています。
影響するフレーム性能
その前に、影響するフレーム性能を見ていきましょう。アビリティ威力とアビリティ効率のみが影響します。アビリティ威力は、チャージできるダメージの上限と、増強の威力に影響します。シンプルに、アビリティ威力を上げれば上げるほど、与ダメージが強くなると考えて良いでしょう。アビリティ効率も、単純に消費エネルギーが下がるだけです。
「ベールブレイカー」Updateでの変更点
「ベールブレイカー」Updateにより、大きく2つの変更が入りました。
《1.チャージ上限の増加:1600⇒5000》
一つは、チャージ上限の大幅な増加です。Update前は上限1600、アビリティ威力を300%まで伸ばしても4800が上限でした。ところが、「ベールブレイカー」Updateにより上限が5000へと大幅に上昇。アビリティ威力を300%も盛れば、威力15000という高ダメージを叩き出せるようになりました。
《2.増強MODの性能変更》
そしてもう一つ大きいのが、増強MODの性能変更です。これまでは「チャージに応じて状態異常率が増加する」というもの。これはこれで一見すると強そうですが、なにしろ単発攻撃です。状態異常とは相性があまり良くはありません。
ところが「ベールブレイカー」Updateで、これが「最終クリティカル率の加算」という性能に変化しました。最終クリティカル率加算ですから、たとえば+100%であれば、どんな射撃武器で発動しようが、確実にクリティカルが発生するようになります。
おまけに、このクリティカル上昇率、アビリティ威力で上がります。アビリティ威力100%なら+50、アビリティ威力300%なら+150。どんな武器でもオレンジクリティカルを狙えるようになります。
がっかり砲から、実用的な単発ロマン砲に
というわけで、MESA1番+増強。「発動に手間が掛かるが単発高威力」というコンセプトは変わらないのですが、これまでは威力が低すぎて、あまり活用の場面はありませんでした。ところが今回のアップデートで大幅な火力上昇が入ったため、ロマン砲としての運用が実用水準に乗るようになったわけです。
動画で解説
今回も動画でがっつり解説しているので、こちらもどうぞ。
実際に使ってみよう!MESA1番増強活用ビルド
ではさっそく、実際に使ってみようと思います。
ビルドはこんな感じ。移植アビリティは、STYANAXの2番を使っています。
MODは少し変わった構成になってます。
ポイントは、まず威力MODのArchon Intensify。これは通常の威力上昇に加えて、アビリティでヘルスを回復すると、短時間だけアビリティ威力を追加上昇させる効果を持っています。こいつを活用するために、移植したSTYANAXの2番でヘルス回復を焚いていきます。
ただしこのArchon Intensify、ちょっとした罠があります。「ヘルス回復効果を持ったアビリティの使用」では発動せず、実際にヘルスが回復しないと効果が乗りません。そこで、微妙にヘルスが減っている状態を常に維持するため、オーラにCombat Disciplineを積んでいます。
Combat Disciplineは、敵キル時にヘルスを10失い、味方のヘルスを20回復するMODです。もちろん今回もソロ運用ですから、単純に敵を倒すと自分のヘルスがちょっと減る、というだけの話。ですが、これにより常にヘルスが減った状態を維持できるため、STYANAX2番でヘルス回復=Archon Intensify追加効果発動、という流れを作ることができます。
正直、手間のわりにそこまでアビリティ上昇率は高くはないのですが…。実際には、『装甲剥ぎ取りやヘルス回復のついでに、アビリティ威力もちょっと上乗せできるかもよ?』ぐらいの感覚での運用になります。
運用とプレイ動画
というわけで、運用のほう見ていきましょう。
基本的な使い方としては、4番で雑魚を殲滅しつつ1番をチャージ。大物が出てきたら、1番を解放してロマン砲を撃ち込みます。防御面は3番による射撃ダメージカットを軸に、移植したSTYANAXの2番でヘルスを回復していく形です。エネルギー消費がやや激しいので、ZENURIKフォーカスを使っています。このフォーカスの2番は敵の鈍足化CCとヘッドショットダメージ追加を持っており、射撃戦との相性も良くなります。MESA4番がヘッドショットに入らないことだけが残念ですね。
STYANAX2番で装甲を剥ぎ取り、ZENURIK2番によるヘッドショット倍率増加も加え、フルチャージのMESA1番を乗せたAKLEX PRIMEの一撃。8桁ダメージを叩き出しています。
もう少し実用を考えるなら、範囲武器に乗せて使うのがオススメです。
範囲攻撃にもMESA1番はしっかり乗るので、一発限りではありますが、「ベールブレイカー」アップデートでナーフされた範囲武器を大幅に強化できます。
発展研究:MESA1番増強に影響のある武器性能やMOD・アルケインを探す
今回は、さらなる発展研究を行っていきましょう。MESA1番は、発動時に使用する武器の性能やMODにも一部影響を受けます。攻略wikiにも記載がありますが、改めて検証を行いました。
▼動画の追加研究の箇所から
MESA1番(+増強)に影響するMODと武器性能
- 属性ダメージ
- 物理属性ダメージ
- クリティカルダメージ
- ヘッドショット倍率
- 勢力ダメージ
以上が影響する要素となります。武器性能および装着したMODが影響します。
マルチショットについては、ショットガン等、もとからマルチショットがある武器には各々に分散して乗るようです。単発武器にMODでマルチショットを付けた場合は、ひとつの弾丸にのみ効果が乗っている様子が確認できました。
増強MODを使えば、簡単にオレンジクリティカル~赤クリティカルを狙っていけるため、もともとのクリティカル倍率が高い武器と相性が良さそうです。
MESA1番(+増強)に影響しない要素
- 基礎ダメージMOD
- その他、アルケインやフレームMODなど基礎ダメージ上昇系全般
一言でまとめると、基礎ダメージ上昇系の全般が乗りません。基礎ダメ―ジMODのほか、アルケイン・アラクネやアウェイクニング、銃アルケインのダメージ上昇効果、Holster Amp、さらにはオペレーターのVOID STRIKEも乗らないことを確認しました。
MESA1番特化型MK1-KUNAI
というわけで、研究の成果をもとに、MK1-KUNAIでMESA1番特化型ビルドを組んでみました。正直、クリティカル倍率が高くないので、MESA1番に向いている武器ではないのですが…。
とはいえ、クリティカル倍率が低い武器が多い手裏剣カテゴリの中では、MK1-KUNAIは倍率が高いほうなんですよね。
通常版KUNAIより高く、手裏剣カテゴリ中同列2位のクリティカル倍率を持つ武器だったりします。というわけで、MK1-KUNAIでやっていきましょう。ビルドは以下になります。
クリティカル率そのものは、伸ばしてもタカが知れているため、捨てて掛かります。属性MODとクリティカル倍率をひたすら上げ、セカンダリ・デッドヘッドでヘッドショット倍率も底上げしました。
火力確認
では実際に、どのくらい火力が出るのか見て行きましょう。
後でちゃんとお見せしますが、アビリティ威力348%、ROAR搭載の火力特化MESAを使って、Lv140ヘビーガンナーにぶち込んでいきます。
その驚きの威力をご覧あれ。
…というわけで、MESA1番なし、他の強化要素(移植ROAR等)のみ発動の状態で、ダメージ96。
これに増強付きMESA1番を乗せると…
ダメージ1,012,309!!まさかの7桁ダメージです。
ここで筆者は思いました。
…この火力なら、奴も倒せるのでは?
MK1-KUNAIでテラリスト一撃チャレンジ
というわけで、ここからが今回の真のネタプレイ。MK1-KUNAIでテラリスト一撃チャレンジです。この鬼強化されたMESA1番+増強と、特化ビルドのMK1-KUNAIを使って、エイドロン・テラリスト本体を”一撃で”倒すことを目指します。
作戦を練る
とにかく火力を積み上げていきます。フレームビルドは威力特化構成。エネルギーがシビアになりますが、ギアを焚くなり、K-DRIVEのJuice MODを使ってエアトリックで回復するなり、やりようはいくらでもあります。火力を高めるため、MESAにはROARを移植。さらに、手元にあるアルコンの欠片も使っていきます。
これで威力が足りない場合、さらにODONATAアークウイングの1番も併用します。VOLTの3番と同様の効果を持つため、クリティカルダメージをさらに伸ばすことができます。
今回はひとまずテラリストのみ撃破を狙うため、ルアーの保護は気にしなくて大丈夫。テラリスト戦程度なら問題ありません。
フレームビルド
というわけで、完成したフレームビルドはこちら。
アルコンの欠片は、アビリティ威力×2、エネルギー容量×2です。
では、さっそくやっていきましょう。
プレイ動画
というわけで、プレイ動画の当該箇所から。
以下、ダイジェストでお届けします。
まず間接については、問題なくワンショットで破壊。
気持ちよく破壊できました。しかし問題は本体のほうです。
最初のチャレンジでは、ROARを切らしてしまったこともあり、わずかに敵のヘルスを残してしまいました。ワンショット撃破ならず。
改めてのチャレンジでは、念のためODONATA1番も併用してアタック。
無事にテラリストを一撃で倒すことができました。
まとめ
さて、無事にMK1-KUNAIでテラリストをワンパンできたので、今回のまとめです。
MESA1番、かなりのロマン砲になりましたね。このアビリティは、クリティカル倍率(とヘッドショット倍率)さえ高ければ、どんな射撃武器でもロマン砲に変えることができます。発動に手間が掛かるため、ここぞという時の一発しか使い所はありませんが、だからこその高火力が実現できるアビリティになったと思います。
正直、4番が対単体・対集団ともに十分な威力があり、アビリティ威力を上げなくても手数で火力を叩き出せてしまうので、1番を積極的に運用するメリットはあまり無いのですが…。テラリストのように、そもそも攻撃アビリティのターゲットにならない相手や、弱点部位を的確に撃ち抜く必要がある一部のボス戦では、もしかすると実用性もあるのかなと。4番ではなかなか対応しきれない、こういった限定的な相手への対抗手段として、1番運用も視野に入れたビルドは選択肢として在り得るのかなと思います。
なんにしても、シャレにならない火力が出るのって楽しいですね。
以上です。