[Warfram]SARYNのビルドと使い方-初心者からネタビルドまで

[Warfram]SARYNのビルドと使い方-初心者からネタビルドまで

今回はSARYNのお話です。
強烈なアビリティで大量の敵兵を、わがままボディで大勢のテンノをノックアウトする、魅力の詰まったフレームですね。

優秀なアビリティアタッカーである一方、苦手な場面ではトコトン苦手という不器用な一面も。性能もボディラインもメリハリが効いているぶん、スタイルにフィットするビルドと運用がカギになります。

というわけで、まずは解説から。

SARYNの概要

基本的にはアビリティアタッカーですが、強烈な一撃を叩き込むタイプではなく、広範囲に薄く広くダメージをばら撒いていくタイプですね。戦績の傾向で言うと、キル数は分隊トップだけれど、ダメージ出力では2番手3番手になる…みたいなイメージです。

また、実は意外と武器戦闘にも長けており、1番増強と3番により武器のダメージ出力を相当に強化できます。

このように優秀な攻撃能力を持つフレームですが、一方で防御面は注意が必要です。
装甲値300、シールド・ヘルスとも高水準にまとまってはいるものの、アビリティによる防御は2番によるデコイしか無く、使い勝手の良いCCにも恵まれていません。

「鋼の道のり」での運用や、発掘、機動防衛、クバ耐久などの定点防御が必要になるミッションタイプでは、CCアビリティを移植する等の工夫が必要になります。

また詳細は後述しますが、主火力となる1番アビリティの特性上、こまめにインターバルの発生する防衛ミッションも得意とは言い難いところがあります。

一方で、敵が大量に押し寄せてくる局面は得意中の得意。エリートサンクチュアリ交戦をソロで10ウェーブぐらいまで進むことも可能なフレームの一つです。

SARYNのアビリティ解説

それでは、アビリティを簡単に見ていきましょう。
ちょっと複雑な仕様を持つアビリティもあるのですが、概要がわかる程度の解説にとどめていきます。

パッシブ:効能

状態異常時間を25%伸ばします。

1番:Spores

敵単体を狙い、発動すると胞子をつけます。胞子がついている敵は、持続的にダメージを受けます。また、このアビリティには以下のような特性があります。

<胞子の拡散>
以下の行動により、胞子のついた敵を中心として、拡散範囲内にいる敵に胞子をばら撒きます。胞子のクラスター感染を引き起こすようなイメージですね。

  • 敵についた胞子を直接攻撃する
  • 3番発動中に、胞子のついた敵を武器で攻撃する
  • 胞子以外のダメージで敵が倒れる
  • 胞子のダメージで敵が倒れる(この場合、拡散後の胞子を破裂させても再度拡散しない)

<胞子のダメージ出力>

  • 胞子がついている敵が1体以上いる場合、時間経過に応じて、胞子のダメージ出力が徐々に増加。
  • 胞子がついている敵が0になると、時間経過で胞子のダメージ出力が徐々に減少。
  • 胞子がついている敵が1体以上いる時に再使用すると、胞子のダメージ出力が減少。

従って、使用回数をなるべく少なく抑えつつ、3番有効中の武器攻撃などで胞子を拡散させていくことが、火力の維持と胞子感染の拡大のコツになります。

2番:Molt

発動するとその場にデコイを展開します。デコイは効果時間終了時またはヘルスが尽きた際に消滅し、その際に周囲に毒ダメージをばら撒きます。

3番:Toxic Lash

武器攻撃に追加の毒ダメージを上乗せします。毒ダメージの出力は武器のMOD込みの攻撃力から算出されますが、ダメージ自体はアビリティ扱いとなり、属性は複合しません。

4番:Miasma

広範囲に感染ダメージを与えます。ダメージは効果時間中、1秒間隔で発生します。また、1番Sporesの付いている相手にはダメージが4倍になります。

SARYNの使い方

基本的には、1番+4番軸の運用になるかと思います。
1番の胞子を3番+武器攻撃などで破裂させ、胞子のクラスター感染を拡大。多数の敵に胞子が付いたところで4番を撃ち、4倍ダメージで一気に敵を倒すと同時に、さらに広範囲に胞子を拡大させる流れです。

また、1番増強で武器に腐食ダメージを追加、3番増強で撃破時に毒霧発生という効果もあり、こちらを主軸に武器戦闘を主体として使っていく考え方もあります。

これらを踏まえつつ、具体的にいくつかビルドを組んでみました。

SARYN 初心者向けビルド

まずは初心者向けビルドです。あまり入手難易度の高くないMODのみで組んでみました。
オーラMODは適当に。Augur ReachとAugur Secretsは、シータスの依頼ミッションから入手。RageはVOIDステージの隠し貯蔵庫からコンテナ破壊で。他のMODも全て惑星開拓中に入手できるはずです。

SARYNはアビリティを多用したいフレームだけあって、ZENURIKフォーカスやエナージャイズが揃うまではエネルギー枯渇に悩まされるかと思います。エネルギー供給手段としてRageを採用しました。

Rageによるエネルギー回復を意図して、被ヘルスダメージをある程度受けながら戦う形になります。近接武器にLifeStrikeを搭載する等、ヘルス回復手段を補っていく必要があります。増強MODが手に入っている場合、2番増強でヘルス回復を担う方法もあります。

運用方法としては、3番を維持して武器戦闘をメインにしつつ、1番を適当にばら撒いて胞子を拡散させていきます。敵の処理が追いつかなくなったら4番を撃って殲滅します。

SARYN 1番4番ビルド

続いて1番4番軸ビルドです。
前述の通り、1番の胞子をばら撒いて敵のヘルスを削りつつ、4番で一気に広範囲殲滅を仕掛ける運用方法になります。

このビルドも方針がいくつか考えられます。

  • 1番の立ち上がりを重視した範囲・威力軸
  • 4番のダメージ回数を重視した範囲・時間軸
  • 使用回数を重視した範囲・効率軸

いずれも範囲は必要になりますが、あと一つ、どこを伸ばすかで使い勝手が大幅に変わってきます。
今回は範囲・威力軸のビルドでご紹介します。

エリートサンクチュアリ交戦での運用を想定しています。ステージごとにアビリティの仕切り直しが入るため、1番の火力の立ち上がりを早める目的で威力を伸ばしています。

範囲は1番の拡散、4番の攻撃範囲に影響するため、1番4番軸では非常に重要です。MAXまで伸ばします。時間は妥協しつつもそれなりに、効率は度外視です。エネルギーはZENURIK+エナージャイズ等で補う前提です。

アビリティ2番枠にヘルミンスの状態異常耐性アビリティを移植していますが、これはただの好みです。無くても良いでしょう。

SARYN Gloom移植型・長期戦ビルド

続いてGloomを移植したビルドです。
「鋼の道のり」耐久など、長期戦を耐え抜くことに主眼を置いた方針になります。

↑動画の当該箇所から再生します

UmbralセットのIntensifyとVitality、さらにAdaptation、加えてRolling Guardも積んで万全の防御態勢。そこにヘルミンス移植でGloomも搭載します。

Gloomは、手段を問わず与ダメージの全てにヘルス吸収効果を付けるアビリティ。1番SPORESのダメージにもヘルス吸収が付きます。1秒ごとに大量のヘルスを吸収できるようになり、即死級の大ダメージさえ飛んでこなければ延々と耐えられる体制になります。

エネルギー回復をHunter Adrenalineで補うことで、被ヘルスダメージでエネルギー回復+SPORESとGloomで即回復のサイクルが完成。これでエネルギーもヘルスも延々と回復し続けられ、高い継戦能力を実現できます。

ただ実際には、「鋼の道のり」VOIDステージの耐久ミッション等では、ここまでやっても問答無用で倒されてしまう場面も。相手によっては油断禁物です。QTを積む方針もありますが、正直あまり恩恵を感じなかったので止めておきました。

SARYN 3番増強ネタビルド

最後に3番増強「Contagion Cloud」を使ったネタビルドです。

↑動画の当該箇所から再生

3番増強は、3番有効中に武器で敵を倒した際、毒霧を発生させるもの。ダメージ出力は毎秒300、アビリティ威力を300%まで伸ばしても900程度にしかなりません。近接キルでダメージ2倍になりますが、それでも毎秒1800。高レベル帯や「鋼の道のり」では、まったくダメージソースとして期待できない水準の数値です。

ところが、この3番増強にはいくつか面白い特性もあります。
まず、見た目も効果もどこからどう見てもガス属性の状態異常ですが、実際には毒属性ダメージ。そのため、敵のシールドをバイパスして、ヘルスに直接ダメージを与えられます。

ただしそれでも火力が低く、シールドをバイパスしたところで、「鋼の道のり」ではコーパス相手にも雀の涙。

そこでもう一つの特性、「倒した敵を中心に発生する」ことを利用します。
大量の敵を一箇所に集めて一気に倒せば毒霧が多重発生し、キルゾーンを形成できるわけです。

というわけで、大量の敵が押し寄せてくる「鋼の道のり」耐久、毒属性を活かすためにコーパス相手のミッションで挑戦します。

集敵にはプライマリのFERROX、毒霧発生のトリガーとなる一斉キルにはブーメランのヘビー投擲爆破を使い、ナリファイア対策にKUVA NUKORも持っていきます。

フレームのビルドは以下の通り。

加えてさらなる安全確保のため、IVARAのQuiverも移植しています。

敵が集まってくる場所にFERROXを投げ込んで拘束。
3番を掛けたブーメランを投げ込んで爆破すると…

3番増強で大量の毒霧が発生し、敵シールドをバイパスして多重のダメージを出力。
押し寄せてくるコーパスも次々と勝手に倒れていきます。

正直、これをやるなら1番を普通に使えば済む話なので、このビルドにメリットは一切ありません。立ち回りが面倒なぶん、デメリットのほうが大きいでしょう。キルゾーンに自ら飛び込んでいくコーパス達が面白いだけで、メリットは特に無いネタビルドです。

まとめ

SARYNは案外、一筋縄ではいかない面白さがあるフレームかなと思います。味方が使っているのを見るとシンプルな殲滅フレームに思えますが、実際に扱うと結構シビアな状況管理が必要になります。

良くも悪くもメリハリの効いたフレームなので、扱いに慣れるまでは火力も伸び悩みます。ただ、慣れてしまえばトップクラスの殲滅力です。

「なかなか上手くいかない」と思ったら、胞子の拡散方法を見直したり、どの敵を倒すとどこに胞子が拡散するかか考えながら戦ってみて下さい。意識と立ち回りを変えるだけで、発揮される性能も桁違いになります。

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