Warframeストーリー解説、今回は「壁の中の囁き」クエストについて、あらすじと解説を加えていきましょう。
「新たな大戦」終結後、次なる脅威が出現し、物語の”新章”が大きく動き出すクエストです。今後のストーリー展開を楽しむためにも、しっかりと抑えておきたい重要な物語ですね。
では、やっていきましょう。
- [Warframe]ストーリー解説01:「Natah」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説02:「二番目の夢」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説03:「内なる紛争」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説04:Harrowの鎖
- [Warframe]ストーリー解説05:背信のプロローグ~サクリファイス
- [Warframe]ストーリー解説06:「争いの序曲」三部作~キメラプロローグ・ERRA・創造主
- [Warframe]ストーリー解説07:「新たな大戦」
- [Warframe]ストーリー解説08:Zarimanの天使
- [Warframe]ストーリー解説09:デュビィリ・パラドックス
- [Warframe]ストーリー解説10:壁の中の囁き
- [Warframe]ストーリー解説98:徹底考察!「壁の中の男」とAlbrecht Entrati
- [Warframe]ストーリー解説99:全体まとめと考察
なお、以下の考察動画内でも、このクエストの詳細を解説しています。
⇒「壁の中の男」徹底考察の記事はコチラから!
クエスト「壁の中の囁き」あらすじ
序幕
かつてオロキン帝国時代。研究者Albrecht Entratiは、従者Loidに別れを告げると、ペットのKalymosを伴って、1999年への最後の時間旅行を敢行する。Albrechtが時を遡ったことを確認し、Loidは時間遡行装置(通称”棺”)を破壊した。
第一幕:Loidの目覚め
そして現代。サンクタム・アナトミカのLOIDから密かに呼び出されたテンノは、「カリモス・シークエンス」の発動を告げられる。
ダイモスの地下に封印されたAlbrechtの研究所が姿を現す。しかしそこは、「壁の中の男」が率いるVOID時空からの侵略者「ササヤキ」によって、時空間ごと侵攻を受けていた。
Albrechtの残した「魔導書」を手にしたテンノは、研究所の深部にて、従者Loidを眠りから目覚めさせる。二人のLoidは議論を交わし、テンノこそが「真のオペレーター」であると確認する。Albrechtの残した「壁の中の男」への対抗手段、巨大な灰色の人造人間「器」を動かすことができる人物だと。しかし、「器」は未完成のままで、かろうじて動かすことができる程度であった。
第二幕:1999年への逃避行
「器」に転移を試みるテンノ。すると視点が切り替わり、場面は1999年12月31日へと移る。1999年の世界では、テクノサイトウイルスのパンデミックが発生していた。感染体となり襲い来る機械を撃退する人物Arthur。そして、ニューイヤーのカウントダウンと共にAlbrechtが姿を現す。しかしAlbrechtは、「お前は遅すぎた」と告げる。VOID語の唸るような声。Albrechtは、その姿を取る「壁の中の男」へと成り替わっていた。
視点は現在へと戻る。今しがた目の当たりにした1999年の光景について、従者Loidが語る。「壁の中の男」に狙われたAlbrechtは、それが容易に追跡できない歴史上唯一のポイントである1999年へと退避した。しかし、そこにも「壁の中の男」は現れた。「結局何も変わらなかったのです!」。
その後、「ササヤキ」の侵攻を撃退しながら「ネットセル」へと向かい、必要なパーツを手に入れると、テンノ達はAlbrechtの残したビデオメッセージを再生する。そこでAlbrecht自身が語った真相は、「壁の中の男」の目からLoidを引き離すために、Albrecht自身が1999年へと旅立った…という意図だった。
ビデオメッセージの最後に、Albrechtはテンノに呼びかける。
「時が来たら、私を見つけてくれ」
第三幕:最後のページ
Albrechtはビデオメッセージと共に、「Jahuガーゴイル」の設計図を残していた。任意の対象に”言葉”を与える奇妙なガーゴイル像。それを制作して起動すると、Albrechtの実験動物たち=「カビア」が人語を話しはじめる。カビアの動物たちは、カリモス・シークエンスを続行するため、テンノに指示を与えた。
「カビア」の指示に従い、襲い来るササヤキ達を撃退しながら、魔導書の最後のページを手にするテンノ。しかし「ササヤキ」を率いる「壁の中の男」は、研究所の移動用ポータルを逆転させると、Loidやカビア達のいる研究所中枢部に向けて本格的な攻撃を開始した。
ダメージを受け付けない大型のササヤキ「フラグメント・スゼイレン」を前に苦戦するテンノ。カビアの”魚”は、Jahuガーゴイルを使ってAlbrechtの魔導書を“喋らせる”よう指示する。魔導書を喋らせると、それまで語られなかったAlbrechtの本音、Loidへの敬意と感謝が語られる。その言葉と感情により、「フラグメント・スゼイレン」の無敵化が無効となり、テンノはこれを撃破した。
しかしその直後、「壁の中の男」は、Albrechtの残した「器」を操ると、その巨体でテンノに襲い掛かる。Warframeへの転移を解除されたテンノは、咄嗟にもう一台の「器」に転移。かろうじて動く「器」の右腕を動かすと、「壁の中の男」の操る「器」の頬を撫で、これを鎮めた。
終幕
こうして「ササヤキ」の侵攻は撃退された。しかし、それは一時的なものに過ぎないとカビアは告げる。カリモス・シークエンス…「壁の中の男」と「ササヤキ」への対抗作戦は始まったばかりだ。そして従者Loidは、1999年のAlbrechtが「遅かった」と言ったことを振り返り、「次は間に合わせる」と”時間厳守”を決意する。
一方、テンノの姿をした「壁の中の男」は、テンノが「約束から逃げている」と不満を口にする。そしてAlbrechtの姿をした「壁の中の男」は、「始まりのように終わる」と不気味な一言を残し、物語は幕を閉じる。
クエスト「壁の中の囁き」:解説
非常に難解なストーリーです。「今何が起きているのか」「登場人物たちが何の話をしているのか」といったことが、サッパリわかりません。ただ、AlbrechtとLoidって”濃密な関係”なのかなあ…という、おっさんズLOVEだけが印象に残ったのが、初回プレイの感想でした。いやプレイってそういう意味じゃなくてね?
この物語を理解するためには、さまざまな予備知識が必要になります。ゲーム内のフラグメントや、クエスト「Harrowの鎖」「新たな大戦」などに散りばめられたヒントを集めて、ようやく一通りの考察というか、仮説がいくつか考えられる…という感じですね。
これらも踏まえた詳細な解説・考察は別の記事にて行いますので、ここでは簡単に要点だけまとめましょう。
ポイント1:何が起きたのか
一言で言ってしまうと、「壁の中の男」が率いる「ササヤキ」勢力が、Albrechtの残した研究所に襲ってきましたよ!という話です。で、これを撃退するために、なんやかんや行ったわけですね。なお、このクエストでは、「壁の中の男」のことは「無関心」と呼ばれています。いつもと違う呼び方なので、ちょっと注意が必要ですね。
ポイント2:わかったこと
次に、このクエストでわかったことを整理してみましょう。
- Albrechtは1999年に行き、その後、時間遡行装置(棺)を破壊させた。
- 「壁の中の男=無関心」は、「ササヤキ」を率いてAlbrechtの研究所に侵攻を開始した。
- Albrechtは「壁の中の男」への対抗手段として、灰色の巨人「器」を制作するが、未完成のままになっている。
- 「ササヤキ」の侵攻に呼応して、「カリモス・シークエンス」が発動。
- Albrechtの残した魔導書は、カリモス・シークエンスの秘密が隠されているらしい。
- 「壁の中の男」はAlbrechtを狙っている。Loidも狙っている?
- Albrechtは「壁の中の男」に対する何らかの措置として、1999年への時間遡行を行った。
- Albrechtはテンノに、「時が来たら、私を探して欲しい」とメッセージを残していた。
ほかにも色々ありますが、主な筋書きを追う上では、このような点がポイントになるかと思います。
まあ、何か重要な真実が明白になるクエスト…と言えばそうなんですが、残された謎や、新たに出てきた謎も多く、結局のところ「よくわからない」話かなと。このクエストの中で散りばめられた伏線が、今後のクエストでどのように回収されていくのかが、楽しみなところですね。
「壁の中の囁き」感想とまとめ:
というわけで今回は、「壁の中の囁き」クエストについて、あらすじと解説をお届けしました。なんだか結局よくわからないなあ…という感じですよね。
Albrechtと「壁の中の男」についての考察は、この記事では収まりきらないので、別の記事にまとめます。こちらも併せてご覧頂くと、より楽しみが深まるのかなと思います。
まだまだ未回収の伏線が多く、謎が深まるばかりのクエストですが、今後どのような物語の展開につながっていくのか、非常に楽しみです。
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