[Warframe]ストーリー解説02:「二番目の夢」クエスト

[Warframe]ストーリー解説02:「二番目の夢」クエスト

というわけで、Warfarmeストーリー解説です。前回はクエスト「Natah」の解説をお届けしました。今回は、「Natah」の続きにあたるクエスト「二番目の夢」について、ストーリー解説を見ていきましょう。

前回のおさらい:「Natah」の要点

まずは前回のおさらいをしておきましょう。

前回「Natah」で起きた出来事はシンプルです。かつてオロキンと戦争していたセンティエントが復活したものの、テンノの手によって再封印されました。以上です。

重要なのは、このクエスト中で語られたLotusの過去についてです。
Lotusは元々センティエントの「Natah」でした。センティエントだった頃のLotus=Natahは、テンノ抹殺の使命を帯びていました。 しかし彼女はセンティエントを裏切り、テンノ破壊(抹殺)の任務を行わず、逆に保護して隠してしました。そして「Lotus」と名乗るようになり、現在に至るわけですね。

こうした点を踏まえて、次のクエスト「二番目の夢」のストーリーを読み解いていきましょう。

Warframeストーリー解説動画

ストーリー解説動画も作りました。クリックで当該箇所から再生

クエスト「二番目の夢」のあらすじ

テンノを追い続ける「Stalker」は、「Hunhow」と名乗るセンティエントと邂逅する。HunhowはStalkerに告げる。

「彼女がテンノの精神を何処に隠したのかは分かっている。我が本質が禁じられた、天にある母胎。」

「お前の手で、彼らの精神を暴くのだ。」

Hunhowの示唆の元、隠された「テンノの本質」の抹殺に向かうStalker。それを阻止するため、テンノ達はALAD Vの協力のもとStalkerを追う。

たどり着いた場所は「ルア」。かつて古の大戦の際、破壊されたと信じられていた地球の月だった。センティエントが入り込めないVOID宙域に隠されたルアが姿を表し、内部に侵入するStalker。後を追うテンノがルアで目にしたのは、蓮の花を象った謎の装置、リザーバだった。

リザーバが開き、装置の中からスーツに身を包んだ人物が姿を表す。
スーツの人物はフレームとリンクし、協力してルアから脱出する。この人物こそが、Warframeを操っている「オペレーター」すなわち「テンノ」だった。

目覚めたテンノの前に、Lotusが姿を現す。二人は、かつてオロキン時代に発生した「宇宙船Zariman Ten Zero」のVoid航行事故について語り合う。

クエスト「二番目の夢」の要点

では今回も、ストーリーの要点をまとめていきましょう。

オペレーターの正体と叙述トリック

さて、ここがWarframeのストーリーの面白いところです。実はこのクエストだけでなく、ここに至るまで全編にわたって「叙述トリック」が用いられているんですね。

このクエストをクリアするまで、ほとんどのプレイヤーが、「フレームの中に人が入っているのではないか」と認識していたかと思います。そうやって思わせるように、ここまでのクエストのセリフや展開が作られているんですよ。ところが実はそうじゃなかった。こういう叙述トリックが、ゲーム開始時からこの段階に至るまで、けっこう緻密に組まれているんです。

で、事実どうだったかというと、オペレーターは、ルアのリザーバの中に隠されていたんですね。で、さらにルアごとVOIDという特殊な次元に隠されていて、誰にも見えないようになっていた。そしてオペレーターは、リザーバの中で眠りながら、まるで夢を見るかのように、フレームを操っていた…というわけです。

起きた出来事:Stalkerがルアのオペレーターを破壊しようとしたが、テンノに阻止された

というわけで、起きた出来事を整理すると、これも実にシンプルです。

「フレームを操るテンノ自身はルアのリザーバの中で眠っていた」ということが、クエスト終盤にならないと明かされないので難解に見えるだけ。この点さえ抑えてしまえば、起きた出来事を理解するのは簡単です。

「Honhow」と名乗るセンティエントにそそのかされたStalkerさんが、ルアまでテンノをぶっ殺しに行ったけれども失敗しちゃったよ、という話です。

明かされた過去:宇宙船Zariman Ten ZeroのVoid航行事故

このクエストで明かされる過去話としては、テンノの由来にまつわる「宇宙船Zariman Ten ZeroのVoid航行事故」の件です。クエストの終盤で、Lotusとテンノが話し合っている内容になります。

説明すると、かつてオロキン時代に「Ten Zero」という宇宙船が、VOID宙域を航行中に事故を起こしてしまったんですね。それで乗員乗客がVOID宙域に暴露してしまった。結果、ほとんどの乗員乗客は死亡してしまったわけですが、一部の子どもたちだけが生き残りました。

この生き延びた子供たちについて、この段階ではちゃんと語られないのですが…これは次のクエスト「内なる紛争」でも語られる内容になりますが、要するに、事故を生き延びた子供たちは、ある種の超能力を持ってしまったんですね。

その力を恐れるあまり、オロキン上層部は子供たちの処刑まで検討します。しかし、それに逆らって子供たちを「治療」していた女性がいました。それがこの会話の中で言及される「Margulis」という人物です。彼女は慈愛を持って子供たちと向き合い、そして治療方法を確立させます。

その治療方法こそが、実はWarframeにつながっていくもの。

「あなたの精神は、あなたの能力に耐えうる十分な強さを持つ代理の身体へと投げ出された。」

とLotusが言っていますが、これは要するに、精神を人工的に作られた別の肉体に乗り移らせること、すなわち「転移」技術です。生身のままでは超能力を制御しきれず、周囲や自身を傷つけてしまうので、「転移」技術によって、より強靭な人工身体に精神を載せ替えたわけですね。

そして、この子供たちが「テンノ」というわけです。

ルアで聞こえる話し声

さて、クエスト終盤のオペレーターとLotusの会話ですが、実はルアのミッション中に聞こえてくる話し声もこれに関連しています。

この話し声は、まさに在りし日のオロキン帝国、Margulisと、ある男性との会話です。実は一度だけ名前が出ていますが、男性のほうは「Ballas」という人物です。この人も後々重要になってきます。

Ballasのほうは、Ten Zero生存者の子供たち=テンノ達の処刑を主張しています。

「…奴らに必要なのは、Margulis、根絶やしにされることさ!」

しかしMargulisは、彼らの治療を主張します。

「違うわ、Ballas、これ以上の虐殺は必要ない。ワタシたちなら彼らを治してあげられるはず。」

そして会話の流れから、MargulisとBallasが親しい仲であったこと、そして-おそらくはオロキン帝国の上層部によって、Margulisに死刑判決が下されたことが示唆されています。

「7つの手は挙がった!君の背信への審判は…死だ。Margulis、何故だ?」

察するに、子供たちの処刑に反発し、オロキン上層部に逆らって治療を施したからでしょうね。

まとめ:

以上、クエスト「二番目の夢」のストーリーについて、要点を解説してきました。他にもまだいろいろな物語の要素が含まれているクエストなんですが、ひとまずの話の本筋を追うには、ここで解説した内容を把握しておけば大丈夫だと思います。あまり色々深堀りしすぎても、かえって混乱しちゃいますからね。

起きた出来事としては、センティエント「Honhow」に促されたStalkerさんが、ルアのリザーバで眠るテンノを抹殺しに行ったけれども失敗した、という話です。

今後の物語に関わる部分としては、むしろテンノの過去のほうですね。

オロキン時代に起きた、宇宙船「Ten Zero」の事故の生存者。この事故がキッカケで、超能力を持ってしまった子供たちです。その治療にあたったMargulisという女性、そして子供たちを「根絶やしにすること」と主張していたBallasという男性、この2名も後のキーパーソンになります。

Ten Zeroの事故、子供たちの超能力とその治療、Margulisへの死刑判決。この辺の要素を把握しておくことで、次のクエストが理解しやすくなります。

それでは、次回はクエスト「内なる紛争」を追っていきましょう。

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