Warframeストーリー解説、今回のテーマは「内なる紛争」クエストです。これまで2回の記事で、「Natah」「二番目の夢」とストーリーを解説してきました。今回の「内なる紛争」は、この続きとなるクエストです。
- [Warframe]ストーリー解説01:「Natah」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説02:「二番目の夢」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説03:「内なる紛争」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説04:Harrowの鎖
- [Warframe]ストーリー解説05:背信のプロローグ~サクリファイス
- [Warframe]ストーリー解説06:「争いの序曲」三部作~キメラプロローグ・ERRA・創造主
- [Warframe]ストーリー解説07:「新たな大戦」
- [Warframe]ストーリー解説08:Zarimanの天使
- [Warframe]ストーリー解説09:デュビィリ・パラドックス
- [Warframe]ストーリー解説10:壁の中の囁き
- [Warframe]ストーリー解説98:徹底考察!「壁の中の男」とAlbrecht Entrati
- [Warframe]ストーリー解説99:全体まとめと考察
前回のおさらい:クエスト「二番目の夢」で明かされたテンノの過去
前回のクエストで明かされた、テンノの過去について振り返っておきましょう。
オロキン時代に発生した、宇宙船「Zariman Ten Zero」のVoid航行事故の生存者。この事故の際、おそらくはVOID宙域に暴露したことが原因で、不思議な能力を身に付けてしまった。
当初はその能力を制御できず、周囲を傷つけてしまった。また、そのことから忌み嫌われ、オロキン帝国上層部も彼らの処刑すべきとの意向を示していた。しかし、Margulisという女性が帝国上層部の意向に逆らい、治療方法を確立。
その治療方法が、精神を移し替える「転移」技術。能力に耐えうる強靭な人工身体に精神を移すことで、能力の制御を可能にした。
しかしMargulisは、帝国上層部の意向に逆らった罪を問われ、死刑判決を下されてしまった。
上記の内容を把握しておけば、今回のクエスト「内なる紛争」のストーリーは、それほど読解は困難ではありません。あまり難しいことは考えずに、やたらとアツいクエスト後半の展開に集中したほうが楽しめるかと思います。
Warframeストーリー解説動画
クエスト「内なる紛争」のあらすじ
Teshinの影を追い、グリニア両女帝の機動要塞を発見したテンノ。Lotusは撤退を命じるが、テンノはこれを拒否し、単独突入を敢行。要塞内部でグリニア両女帝と邂逅し、そして両女帝の命令に従うTeshinを目の当たりにする。
両女帝の転移妨害波によりフレームを奪われ、転移能力を失ったことでオービターからも放逐されてしまう。生身で辿り着いたのは地球の雪山だった。
雪山を進み、洞窟に入ると、そこにはTeshinが待ち構えていた。
洞窟に閉じ込められ、奥へと進むテンノ。いくつもの試練を乗り越え、一つ一つ、記憶と能力を取り戻していく。
全てを取り戻した後、気付くとテンノはオービターの床に倒れていた。
「両女帝にTeshinが自分の脱出に手を貸したことがばれればどうなる? 戻らなきゃ」
しかし、既に両女帝の機動要塞は移動しており、場所は把握できない。奪われたフレームは要塞の中にあるが、転移システムが妨害されている。戻る術はない、と指摘するOrdisにテンノは答える。
「多分、もう必要ないと思う。」
解放された自らの能力のみでフレームに転移し、再びグリニア両女帝と対峙するテンノ。戦闘に勝利し、要塞を脱出する。
全てが終わった後、雪山に戻り、両女帝から奪い取った「クバ」についてテンノとTeshinは語り合う。テンノは自らの意志で、残されたクバの扱いを決めた。
クエスト「内なる紛争」の要点
それでは、今回もストーリーの要点をまとめていきましょう。
テンノの能力の解放
このクエストは、いわばテンノの「真の能力」が解放されるストーリーです。物語上の話だけでなく、実際にこのクエストをクリアすることで、ゲームシステム上もオペレーターモードを本格的に扱えるようになります。
さて、では何故今までテンノは「真の能力」を扱えなかったのか。Teshinが意味深なことを言っています。
「Margulisは貴様に嘘をついた。正しくは省略した、か。彼女はZarimanの子達を治療しなかった。 消したのだ。我が望みは貴様の中の何処かに真実が残されていることだ。 無意識の奥底に。Voidの、苦悩の力の。」
これは先のクエスト「二番目の夢」で語られた内容とは、ちょっと違いますね。「二番目の夢」でも、確かにMargulisが子供たち=テンノを治療したと語られました。しかし、Lotusの話を聞く限り、その治療は「能力に耐えうる代理の身体」へ、精神を「転移」させる方法でした。
しかしそうではなく-Teshinによれば、「治療しなかった。消したのだ。」
つまり、Margulisはテンノの能力を消してしまったと。その能力を取り戻すのが、今回のお話になります。
ただし、本当にTeshinの言う通り、Margulisはテンノの能力を「消した」のか?というのは、疑問が残されます。というのもクエストの最終パートで、Lotusがこう言っているからです。
「Margulisはあなたに嘘はついていません。 彼女はあなたを守ったのです。」
「Teshinは自分が全てを理解し知っていると思っているのでしょう。 その可能性もあります。両女帝から生き延びる術が必要だったのかもしれません。 」
つまり結局のところ、本当にMargulisがテンノの能力を消してしまったのか、そうではないのか、判然としないままです。
グリニア両女帝との対決
この「内なる紛争」クエスト、グリニア両女帝との対決という、一つのクライマックスでもあるんですよね。なにしろグリニアはWarframe世界の主要な敵勢力の一つ。そのトップと対決するわけですから。しかし実際には、両女帝を破ったところで、グリニア達は相変わらず元気に暴れまわるのでご安心を。
ともあれ、両女帝もなかなか意味深なことを言います。
「だがそちはわらわのモノだ。何故ならその醜い、鉄の嚢腫を創造したのはわらわ達だからだ。」
「わらわ達はオロキンである! そちらの創造主だ! 黄金の主であるぞ!」
この発言を真と取るなら、グリニア両女帝もオロキン時代の生き残り。それどころか、「その醜い、鉄の嚢腫」-つまりWarframeの創造者であると主張しています。ただしこの点については、その後のクエストでも特に深堀りはされていません。
さて、そんなグリニア両女帝ですが、このクエストでの立ち位置は、ある意味とてもわかりやすいですね。要するに両女帝の片方(ちっちゃくないほう)の身体にガタが来たので、テンノの身体を乗っ取って若返りをしたかったと。これだけ技術が発展した世界でも、アンチエイジングの悩みは尽きない、ということでしょうかね。
Teshinの正体
もう一つ、さらっと語られますがTeshinの正体についてです。
どうやら彼はオロキン時代の生き残りで、「DAX」という種属だと語られます。
彼らDAXは、オロキンから「大いなる力」を授かり、その代償に「クバ」を持つ者に逆らえないようになっています。そのため、クバを持つグリニア両女帝の命令にTeshinは逆らえなかったわけですね。テンノが両女帝からクバを奪い取ったことで、Teshinもある意味、解放されたと読んで良いでしょう。
まとめ:
今回の「内なる紛争」も、いろいろな過去が明かされるクエストになっています。ただ、「二番目の夢」の内容を理解しておけば、この「内なる紛争」で語られる内容も、比較的スムーズに理解できるはず。
それと、たびたび名前のあがる「Margulis」と「Ballas」。この2名についても引き続き注目が必要です。
物語の読み解きとして、「過去のオロキン時代に何があったのか」に集中していくと、次のクエスト「背信のプロローグ」と「サクリファイス」も理解しやすくなっていきます。
では次回は、「背信のプロローグ」と「サクリファイス」について見ていきましょう。
- [Warframe]ストーリー解説01:「Natah」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説02:「二番目の夢」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説03:「内なる紛争」クエスト
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- [Warframe]ストーリー解説06:「争いの序曲」三部作~キメラプロローグ・ERRA・創造主
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- [Warframe]ストーリー解説09:デュビィリ・パラドックス
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