Warframeストーリー解説、今回は「背信のプロローグ」と「サクリファイス」の2本を一気にお届けしていこうと思います。
- [Warframe]ストーリー解説01:「Natah」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説02:「二番目の夢」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説03:「内なる紛争」クエスト
- [Warframe]ストーリー解説04:Harrowの鎖
- [Warframe]ストーリー解説05:背信のプロローグ~サクリファイス
- [Warframe]ストーリー解説06:「争いの序曲」三部作~キメラプロローグ・ERRA・創造主
- [Warframe]ストーリー解説07:「新たな大戦」
- [Warframe]ストーリー解説08:Zarimanの天使
- [Warframe]ストーリー解説09:デュビィリ・パラドックス
- [Warframe]ストーリー解説10:壁の中の囁き
- [Warframe]ストーリー解説98:徹底考察!「壁の中の男」とAlbrecht Entrati
- [Warframe]ストーリー解説99:全体まとめと考察
前回の「内なる紛争」の続きとなるストーリークエストです。「背信のプロローグ」は、移動とムービーシーンだけの短い内容ですが、物語は大きな転換を迎えます。そして「サクリファイス」は、いろいろな謎が明かされていくドラマティックなストーリーですね。
では、解説していきましょう。
目次
これまでのおさらい:クエスト「Natah」「二番目の夢」「内なる紛争」
今回「背信のプロローグ」と「サクリファイス」は、流れ的には「内なる紛争」の続きですが、どちらかというとカギになってくる要素は「Natah」「二番目の夢」からのつながりが重要になります。なので、これらのクエストの内容を忘れてしまっていると、ちょっと筋書きを把握しにくい部分があるんですよね。
なので、この辺も含めて要点をおさらいしておきましょう。
◆Lotus=元センティエントの「Natah」
クエスト「Natah」で明かされた事実です。Lotusは元々、Natahという名のセンティエントの一員でした。オロキン帝国とセンティエントが戦争をしていた頃の話ですね。センティエント側から、オロキン側に送り込まれたスパイのような立ち位置だったようです。
Natahは「テンノの破壊(抹殺)」という使命を帯びていましたが、彼女はセンティエントを裏切り、その任務を実行しませんでした。そしてテンノを保護するLotusとなり、現在に至ります。
◆センティエント「Honhow」の暗躍
クエスト「二番目の夢」冒頭で登場したセンティエント「Honhow」。Stalkerさんをそそのかして、ルアのリザーバに眠るテンノの抹殺を試みた存在です。こいつもキーパーソンの一人になっていきます。
◆ 宇宙船Zariman Ten ZeroのVoid航行事故とテンノの誕生
クエスト「二番目の夢」と「内なる紛争」で語られる内容です。これもオロキン帝国時代の出来事ですね。「Ten Zero」という宇宙船がVOID宙域を航行中に事故を起こし、ほとんどの乗員乗客が死亡しましたが、一部の子供たちだけが生き残りました。子供たちは不思議な超能力を身に付けており、彼らが後の「テンノ」となります。
テンノはルアのリザーバーで眠りながら、Warframeを遠隔操作で操っていましたが、クエスト「二番目の夢」によって目覚めました。「内なる紛争」を通して真の能力を解放し、現在はWarframeに転移して操りつつ、自身の能力を使っても戦うことができるようになっています。
◆MargulisとBallas
オロキン帝国時代の人物です。これまでも会話の端々に名前が登場したり、クエスト「二番目の夢」中のルアで当時の話し声が聴こえてきたりと、物語に関係してきました。
Margulisはオロキン帝国時代、宇宙船Zariman Ten Zeroの生存者である子供たち-不思議な能力を身に付けてしまい、その制御ができず忌み嫌われ、処刑されそうになっていた子供たち-を、オロキン上層部の意に逆らって治療し、その咎から死刑判決を下されてしまった女性です。
Ballasの立ち位置はハッキリしませんが、Margulisとは親しい仲であり、かつオロキン上層部の意向に沿うよう、子供たちの抹殺を主張していた男性です。
さて、このあたりの要点を抑えた上で、「背信のプロローグ」そして「サクリファイス」とストーリーを追いながら解説していきましょう。
Warframeストーリー解説動画
クエスト「背信のプロローグ」:あらすじ
導かれるようにルア深部に到達したテンノ。そこにはLotusの眠る装置があった。Ballasが姿を表し、Lotusに「Margulis」と呼びかける。自身がMargulisとは別人だと主張するLotus。しかしヘルメットのコードが切れると、不意にBallasの名を口にする。手を取り合い、共に去ってしまう二人。後にはLotusのヘルメットだけが残される。
クエスト「背信のプロローグ」の要点
筋書きとしては非常に短いクエストですが、衝撃の展開となりました。いくつか要点があるので、抑えていきましょう。
Ballasの登場
ここでついに登場します、Ballasです。クエスト「二番目の夢」で、Margulisとの会話で声だけ出てきた人物です。まさか存命中だったとは。余談ですが、「ダイモス」実装前は、作中で容姿が描かれている唯一のオロキン人だったかと思います。当時はじめて見た時はびっくりしましたね。
死刑判決後のMargulis
このクエストも移動中、例によって「声」が聴こえてきます。オロキン帝国時代の当時の会話だと思われます。この会話で、死刑判決を受けたMargulisのその後が推察できます。どうやら「慈悲ある死」ではなく、何らかの監禁を伴う、もっとひどい目にあわされていたようですね。
MaruglisとLotusの同一人物疑惑
Lotusに「Margulis」と呼びかけるBallas。Lotus自身は当初否定しますが、ヘルメットのケーブルが切れた途端、急にBallasの名を呼びます。こういった演出を見ると、どうもMargulisとLotusは同一人物なんじゃないのか?という疑念も生じます。しかし、その答えは明かされず、LotusはBallasと手を取り合い、テンノの元から去ってしまいました。
クエスト「サクリファイス」:あらすじ
Lotusの残したヘルメットから幻影を見るテンノ。それを手がかりに、謎のWarframeの残骸を地球で発見する。復元したWarframe=EXCALIBUR UMBRAは自律行動を取り、テンノに襲いかかる。
EXCALIBUR UMBRAを追うなかで、UMBRAの記憶、そしてBallasとセンティエント「Honhow」の過去が徐々に明らかになる。
テンノはUMBRAに残された残酷な記憶を癒やし、転移と制御に成功。襲い来るセンティエントを撃退し、Ballasと対峙する。Ballasを追い詰めるテンノ。その眼前に、本来の姿となったLotusが現れた。LotusはBallasを連れて、再びテンノの元を去ってしまう。
クエスト「サクリファイス」の要点
このクエストには、大きく分けて2つの軸があります。一つは「EXCALIBUR UMBRA の過去」-すなわち、オロキン帝国時代にWarframeがいかにして製造されたか、という話です。そしてもう一つは、「BallasとHonhowのつながり」-オロキン帝国時代に彼が何をやっていたのか、という話です。この2つの軸によってストーリーが展開していきます。
では具体的に、要点を抑えていきましょう。
Warfarmeテクノロジーの誕生
Ballasの残した資料「Vitruvian」から明らかになる事実の一つです。オロキン時代、Warfarmeがいかにして作られていたか?という話ですね。
端的にまとめてしまうと、人間を意図的にテクノサイトウイルスに感染させ、変質させたものが当初のWarframeだったようです。テクノサイトウイルスとは、ざっくり言ってしまえば感染体の元です。要は人間を感染体にしてしまうと。ひどいはなしです。
「当初の」というのは、もちろん作中現在はまったく別の作り方をされているからですね。パーツ集めて素材集めてファウンドリで合成しているわけで、非人道的な製造方法はされていません。あくまでオロキン帝国時代、その頃は「人間にテクノサイトウイルスを感染させる」という、けっこうヤバめな方法で作られていたことが描かれています。
振り返ってみれば、他のクエストやイベントで感染体がWarframeのことを「自分たちと同じ」と言っていたりする描写もありますから、=感染体というのも作中ではけっこう、意図的に貼られた伏線なのかなと思います。
ちなみに、この「人間を感染体にしてWarframe化させる」際に使われていたのが、みんなのオービターにもあるHelminthだったようですね。
オロキン時代のWarframeとテンノ
さて、こうやって非人道的な方法で作られていたオロキン時代のWarframeですが、もう一つポイントがあります。どうやら制御に難があると言うか、反乱されてしまった。そこでオロキンはいろんな方法を試したわけですが、どれもうまく行かなかった。
そこに出てきたのが「転移」技術とテンノです。テンノをWarframeに転移させることで、安定した制御が可能になったと。
これ要するにオロキン帝国としては、Margulisは逆らったから刑罰を与えたけれど、彼女が治療した子供たち=テンノは、転移技術を使って兵器転用しましたよと。そういう話なのかなと思います。
センティエントの正体
これも「Vitruvian」で言及される事柄です。軽く触れられているだけなんですが、意外と重要な真相の一つじゃないでしょうか。
「機械風情が…思考を持ち、繁殖した… 貴様らは新たな約束された地へと我々を導く筈だった。」
この「機械風情」というのは、おそらくセンティエントを指しています。つまりセンティエントは、元々はオロキンが創造した機械だったんですね。おそらくは深宇宙探査機ドローンのようなものでしょう。ところが自己進化したのか何なのか、知性と繁殖能力を得て、一つの勢力になってしまったと。
そして自立したセンティエント達は、オロキンが「破滅をもたらす事を学んだ」と。
そうしてセンティエントとオロキンとの戦争が始まったわけですね。この戦争が、「古の戦争」とか「紛争」とか呼ばれているものになります。
そして、センティエントに対抗する兵器として開発されたのが、Warframeだったわけですね。
BallasとHonhow
さらにびっくりなことに、Ballasはオロキン時代、センティエント「Honhow」と内通していたことも判明します。
Honhowも久々に名前が出てきましたね。クエスト「二番目の夢」で、Stalkerさんをそそのかしたアイツです。BallasはHonhowと内通しており、オロキン側の情報を流していた。それを暴こうとした一人のDAX兵が、Ballasの手にかかって、EXCALIBUR UMBRAにされちゃったと。
それが今回のクエスト「サクリファイス」の筋書きになります。
Lotus、センティエントに戻る
そして衝撃のラストです。Lotusがセンティエントに戻ってしまいます。あのお姿は、最初に見た時はインパクトありましたね。
まとめ:
今回は「背信のプロローグ」「サクリファイス」のストーリーを追ってきました。
次回は、「争いの序曲」三部作について見ていきましょう。短いムービーのみのクエストですが、今後の展開につながる重要な内容となります。
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